2018年11月29日の平日B34運用の海老名検車区入庫をもって運用を離脱した小田急電鉄3000形3664F(日本車両製造7次車)の10両固定編成化工事が12月3日ころより開始されているようです。第1段階として下り方先頭車と中間車の間に増備車のサハ3382+デハ3432が組み込まれて海老名29番留置線に留置されています。
▲11月29日の平日B34運用を最後に運用を終えて10両固定編成化工事に入った3000形3664F。同編成のクハ3964(→クハ3482)とデハ3914(→デハ3332)の間には中間増備車のサハ3382+デハ3432が組み込まれた。この編成は3082Fに生まれ変わることが確実な情勢に。
▲(イメージ)3000形3081F(元3665F)に組み込まれている中間増備車(サハ3381+デハ3431)。
同編成は11月29日に平日B34運用(7900レ~6701レ)に充当されており、ちょうど海老名検車区に入庫するタイミングで運用を離脱したものと思われます。12月3日からは同編成の10両固定編成化工事が施工され、同日深夜からの平日111運用に充当されるレーティッシュカラーの1000形1058F(クハ1058+デハ1008+デハ1108+クハ1158)を用いて先頭車のクハ3964のみとそれ以外の車両を切り離し、改番前の3664Fの隣の30番留置線に留置されていた川崎重工業兵庫工場製造の中間増備車4両のうちの2両(サハ3382+デハ3432)を組み込み、クハ3964を戻すことによって暫定的に10両固定編成が組まれています。この時点で元3664Fは改番前でロイヤルブルー帯、中間増備車がインペリアルブルー帯ですので、帯と車番を変更する必要があります。12月4日時点では車番がそのまま(3664F時代のまま)ですが、側面のロイヤルブルー帯の撤去(に伴う赤帯)が確認できました。つまり元3664Fはロイヤルブルー帯からインペリアルブルー帯に変更されるものとみられます。
車両番号は3664Fから3082Fに変更されるため、2代目で復活する番号が出てきそうです。これで3000形の10両固定編成は合計7編成(3081F[元3665F]・3082F[元3664F]、3091F~3095F)となりますが、同形式でフルカラーLED式の8両固定編成は消滅することになります。海老名検車区の30番留置線にはサハ3382+デハ3432とともに甲種輸送された中間増備車のサハ3383+デハ3433が残されているため、制御装置の全密閉モーターへの変更を行った3663F(日本車両製造6次車)の動向が注目されます。