2018年12月20日

【あと2編成】東日本旅客鉄道209系500番台八ミツC512編成が転用改造工事へ

2018年12月14日、東日本旅客鉄道209系500番台八ミツC512編成(クハ209-512以下10両)が制御装置の更新工事と他路線への転用改造工事のため秋田総合車両センターに入場しました。

▲次々と武蔵野線向けに転用されていく209系500番台。元八ミツC512編成の撤退によって中央・総武線向けに残る209系500番台はあと2編成(八ミツC510編成・八ミツC511編成)となった。

残る中央・総武線の209系500番台は2編成となりましたが、いずれも転用のために近く運用を離脱する可能性が高いものと思われます。同編成は入場のため配給輸送直前にあたって、方向転換を12日に実施していました。武蔵野線向けへの転用と思われますが、転用後の編成番号などの動向が注目されます。いままでの転用履歴を見てみると、元八ミツC501編成~元八ミツC505編成の5編成は4両編成に短縮され(転用対象外の付随車・電動車は廃車)、500番台から3500番台に改番、宮ハエ51編成~宮ハエ55編成として生まれ変わり川越車両センターへ転属、元八ミツC506編成以降は8両編成に短縮され(転用対象外の付随車は廃車)、原番号の500番台のまま武蔵野線向けに転用されています(元八ミツC506編成は『千ケヨM81編成』、元八ミツC507編成は『千ケヨM82編成』)。ただし入出場順の都合から元八ミツC509編成は『千ケヨM83編成』、元八ミツC508編成は『千ケヨM84編成』とされており、菱形パンタグラフを搭載する編成で番号順の法則が崩れて逆連番になっています

今回の元八ミツC512編成はシングルアームパンタグラフを搭載する編成であり、武蔵野線に転用される場合は菱形パンタグラフの編成とシングルアームパンタグラフの編成で編成番号を70番代(シングルアームアームパンタグラフ)・80番代(菱形パンタグラフ)に分けているようです。元八ミツC512編成の場合はこの規則に基づくと、元八ミツC516編成の8両を転用した『千ケヨM74編成』の続番となる『千ケヨM75編成』になるものと予想されます。ただし、クハ209-513以下8両が『千ケヨM71編成』を名乗っていること(自動放送は搭載なし)、それ以降は元八ミツC516編成を含めて続番となっていることを踏まえると、編成番号がどうなるか気になるところではあります。

【209系500番台転用改造工事の状況(2018年12月20日現在)】
< >・・・入場先 [  ]・・・転用路線
水色は入場中 橙色は転用改造工事施工済み

元八ミツC501編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ51編成
元八ミツC502編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ52編成
元八ミツC503編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ53編成
元八ミツC504編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ54編成
元八ミツC505編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ55編成
元八ミツC506編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM81編成
元八ミツC507編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM82編成
元八ミツC508編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM84編成
元八ミツC509編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM83編成

現八ミツC510編成・・・<??>[??????]
現八ミツC511編成・・・<??>[??????]
元八ミツC512編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM75編成??
元八ミツC516編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM74編成


※参考情報※ シングルアームパンタグラフ搭載編成の状況
クハ209-513以下8両・・・千ケヨM71編成
クハ209-514以下8両・・・千ケヨM72編成
クハ209-515以下8両・・・千ケヨM73編成
クハ209-516以下8両・・・千ケヨM74編成
クハ209-517以下10両・・・千ケヨ34編成

※注意※
編成番号が抜けている理由はクハ209-513以下が千ケヨM71編成、クハ209-514以下が千ケヨM72編成、クハ209-515以下が千ケヨM73編成となっているため。クハ209-517以下はE331系の廃車に伴って結局は置き換えられることなく残存したため。