2016年12月9日

東京都交通局浅草線新型車両『5500形』を導入へ

東京都交通局浅草線が2020年に開業60周年を迎えるにあたり、車両更新や駅構内リニューアルを実施するとしていますが、そのうちの車両更新として現行車両の5300形電車の後継となる新型車両『5500形電車』を2018年から投入することが発表されました。

▲【イメージ】馬込車両検修場に所属する5300形電車。制御装置が三菱電機製のGTO素子VVVFインバータ制御であることから同形式の機器更新ではなく新型車両の5500形に置き換えることになった。

今回の5500形は歌舞伎スタイルのデザインを前面部に採用した3扉車両で京浜急行電鉄や京成電鉄本線・押上線・成田空港線(スカイアクセス線)・北総鉄道線にも入線することから導入数は8両27編成で5300形と同数です。制御装置は東京都交通局の車両では初めてとなるSiC素子VVVFインバータ制御で種別行先案内表示器にフルカラーLED式、車内照明や前照灯にLED式を採用するほか、大島車両検修場所属の10-300形3次車以降の編成と同様に車内LCD旅客案内表示器を2画面配置します。また東京急行電鉄5000系電車と同じく全車両に車椅子兼ベビーカースペースまたはフリースペースが設置されます。特に気になったのは旅客用扉。その窓の形状がかなり独特なようですね。この形式は2017年度に1編成、2018年度に7編成が投入されるようで、最終的に27編成の新製配置が予想されています。