2016年12月12日

【珍事!!】小田急電鉄ロマンスカー『えのしま74号』が通勤形車両の1000形で代走に

2016年12月12日、普段ならば小田急電鉄ロマンスカーEXE30000形が充当される『えのしま74号』(0574レ:平日N45N65運用)に通勤形車両の1000形10両編成が代走で充当されました。ちなみに今年7月14日の同列車にロマンスカーVSE50000形50002Fが代走で充当されたことがありましたが、通勤形車両での特急列車代走運転は極めて異例のことではないかと思われます。

▲種別幕は無表示だが特急券を事前に購入していた乗客たちを乗せ『えのしま74号』とほぼ同じダイヤで新宿(OH01)へと急ぐ1000形1051F+1251F(向ヶ丘遊園[OH19]にて撮影)。

▲【イメージ】今年7月14日にはロマンスカーEXE30000形の車両点検の都合で『えのしま74号』・『えのしま75号』を代走運転したことがあるロマンスカーVSE50000形50002F。この時は運用の関係で『さがみ』・『ホームウェイ』にも充当されるはずだったが、夏の大雨の影響で実現ならず。

今回の『えのしま74号』には1000形1051F+1251Fが充当され、事前に同列車の特急券を購入していた乗客のみが乗車できるようになっていたものと思われます。実際に私が確認した限り、車内は空席が目立っていたため、特急券を持っていない一般客の乗車は不可だったかもしれませんね。各停車駅の発車標では『えのしま74号』ではなく『臨時特急』の表示でした。私が確認した限りでは回9007レ0574レと運用されていったようです。これは昨日11日夕方に発生した新宿での車両確認のためですが、実際は0681レ(土曜休日N42N62運用)のロマンスカーEXE30000形1編成が車両故障を起こしたためであり、『EXEα』に生まれ変わった30051F+30251F(同編成は重要部検査を受けたが、まだ試運転をしていないので運用復帰はまだまだ先になる)と故障した1編成を除くと稼働数は5編成となり、同形式の6運用に対し5編成しかないことやロマンスカーLSE7000形7004Fが大野総合車両所構内でパンタグラフを下げた状態で、ロマンスカーMSE60000形60255Fが海老名検車区での予備留置でそれぞれ運用を離れていることから車両不足が発生しました。このため初電が動き始める時には0574レは運休になるとの発表もありましたが、同列車の特急券を事前に購入していた乗客もいることから急遽通勤形車両の1000形1051F+1251Fを始発駅の片瀬江ノ島(OE16)まで送り込んで充当させたものとみられます。