2016年12月15日は大学授業の前に東日本旅客鉄道横須賀線の逗子(JO-06, JS-06)に寄り道してきました。14日には中間車両のみ2編成分の甲種輸送を撮りましたが、今回は4両固定編成として組まれた状態で2編成分です。
DE10形1666号機。この機関車は昨日のE721系1000番台仙センP4-15編成・仙センP4-16編成向けの中間車を甲種輸送したばかりですが、今度は4両固定編成となって出場した2編成分の担当です。
そして13時前にDE10形1666号機が総合車両製作所横浜事業所から出場したE721系1000番台2編成分を牽引してやって来ました。
引いてもう1枚。こちらの方が最初よりもまともな仕上がりになりました。実は今年の9月6日に甲種輸送された東京急行電鉄東横線向け5000・5050系0番台5177Fの甲種輸送の時(このときは5177Fの8両と機関車1両で9両)を参考にしました。その5177Fの時にもこの機関車が牽引していたのを覚えています。
今回輸送されたのは機関車次位より仙センP4-9編成(クモハE721-1009+サハE721-1009+モハE721-1009+クハE720-1009)と仙センP4-10編成(クモハE721-1010+サハE721-1010+モハE721-1010+クハE720-1010)の2編成となっています。
E721系1000番台といえばこの桃色と緑色の帯が特徴。0番台では桃色の帯が赤色の帯となっていますよね。しっかりと『P4-10』の編成番号も確認できます。
こちらは所属表記。『仙セン』とあるので仙台車両センター配置となります。これで719系0番台がすべて置き換えられていくのですね・・・。
こちらはモハE721-1010の主変換装置(VVVFインバータ制御)です。
種別行先案内表示器はフルカラーLED式とはならず、0番台と同じく3色LED式に。
現時点では甲種輸送でしか見られないE721系1000番台同士の連結。左側が仙センP4-9編成で、右側が仙センP4-10編成となります。
仙センP4-9編成側に貼ってあった荷票。甲種輸送ならではの光景です。首都圏では白昼の時間帯に撮影できますが、宇都宮線・東北本線ではおすすめできません。それは日の入りを過ぎた夕方に宇都宮線や東北本線を北上し、深夜に仙台車両センターに到着するからです。
ホームの大船(JO-09)寄りに移動して撮影。出発までは時間があったので、このあとやって来る横須賀線の下り列車に被られる前にいろいろ撮っておきました。
DE10形1666号機を甲種輸送で確認したのは2回目。いろいろな大仕事を控えているからかかなり大変そうですが・・・。
パンタグラフは0番台と同じシングルアーム式です。電動車にのみ搭載されています。
旅客用扉は0番台と同じくステンレス仕上げとなっており、化粧版は採用されていません。
私はこのあと大学へ行かなくてはならなかったため、甲種輸送の追いかけはできずその場を去りました。しかし短時間ながらも甲種輸送列車を観察できたのはとても幸せでした。