2016年12月25日

東京地下鉄日比谷線の新型車両13000系の特別運転列車を狙う

2016年12月23日から25日にかけて東京地下鉄日比谷線の新型車両13000系電車が南千住(H-20)~霞ヶ関(H-06)の1往復で特別運転を行うということで出かけてきました。今回はクリスマス当日の25日の分をご報告いたします。

まずは小田急電鉄小田原線に乗車。伊勢原(OH36)から本厚木(OH34)までは4000形4052Fの1216レ(土曜休日C22運用)に当たりました。
ロマンスカーMSE60000形60053F+60255F。0480レ(土曜休日N21N71運用)。事前にこの列車の特急券を確保し、一気に東京地下鉄千代田線の大手町(C-11, T-09)まで移動。久しぶりにロマンスカーに乗ったのですが、車内の旅客案内表示器に駅ナンバリングが追加されていました(『次は新百合ヶ丘(OH23)』という具合です)。

大手町で東西線に乗り継ぎ、15000系15113Fの725S列車(土曜休日25S運用)で茅場町(T-11, H-12)へ。まずは13000系が霞ヶ関行きで来ることを想定しロケハンできそうな場所を探したところ、人形町(H-13)に決め、スタンバイ。
03系03-120F。A802S列車(土曜休日02S運用)。13000系が正式な営業運転と東武鉄道スカイツリーラインへ直通運転を開始するのは3月ですが、その前に03系の記録をしなくては。
03系03-118F。A834S列車(土曜休日34S運用)。5扉車と3扉車の混結車両も見納めになりそう。
東武鉄道20000・20070系21873F。A733T列車(土曜休日33T運用)。この車両も70000系によって置き換えられてしまうため記録と録音を進めなければならなくなりそうです。
03系03-109F。A718S列車(土曜休日18S運用)。この編成はチョッパ制御であるため現時点では03-101Fから03-108Fまでの各編成はVVVFインバータ制御に更新されたことになります。
03系03-103F。A836S列車(土曜休日36S運用)。
東武鉄道20000系21808F。A917T列車(土曜休日17T運用)。
東武鉄道20000系21801F。A921T列車(土曜休日21T運用)。
発車標を確認すると、『臨時』の文字が。いよいよ次が特別運転列車です。
13000系13101F。臨時13S運用。日比谷線の新型車両13000系が鉄道ファンのみならず一般客にも注目されているこの系列。平日朝ラッシュ時並みの混雑状態でやって来ました。4扉車7両編成のためこの系列のみ停止位置が変更されています。
茅場町では側面のフルカラーLED式種別行先案内表示器を撮影。東京地下鉄車両で車外の案内表示器に駅ナンバリングが施されるのは初めてとなります。乗り入れ先路線の駅ナンバリングの表示もできるのでしょうか。ちなみに車外の種別行先案内表示器における駅ナンバリングの表示は銀座線1000系の一部編成に普及しているようですが・・・。
こちらは車内の銘板。製造は全編成が近畿車輛です。霞ヶ関方面で乗車したのは7号車にあたる『モハ13101』。全車両が電動車のため『モハ』ですが、全車両とも0.5M構造であることから実際にはMT比を抑えたものとなっており、3.5M3.5Tの割合となっています。
混雑した車内でかろうじて撮影した車内LCD旅客案内表示器。ここには写ってはいませんが広告用画面を含めて3面あり、そのうちの2面を次駅案内に使用しています(もちろんアニメーション入りです)。駅名は日本語・英語・中国語・韓国語を表示することができます。
日比谷(H-07)まで乗車して撮影。13000系の自動放送は従来の03系とは異なり、千代田線・副都心線などと同じ言い回し(例:“The next stop is Hibiya, H-07”や“Arriving at Hibiya, H-07”など)に変更され、英語放送では駅ナンバリングもアナウンスします。
日比谷の南千住方面ホームに移動し、折り返しを撮ることができました。特別運転でファンが多く集結していたため、ファンの携帯電話・スマートフォンを避けて撮影するのにも一苦労しました。
南千住方面で乗車したのは1号車にあたる『モハ13001』。ちなみに13000系のドアチャイムは3打式ではありますが、その音階が1000系・10000系・15000系・16000系などと異なり半音低いものとなっています。
東日本旅客鉄道京葉線の乗換駅である八丁堀(H-11)では京葉線の駅ナンバリングに使用されるアルファベットを確認。秋葉原(H-15)や上野(H-17)でも同様の表示が出ることでしょう。

結局小伝馬町(H-14)まで乗り、側面のフルカラーLED式種別行先案内表示器を撮影。霞ヶ関行きや南千住行きは通常の定期列車(平日朝ラッシュ時間帯のみ)でも頻繁に使用される行先です。


そもそも13000系が通常は使用しない奇数番号の『13S』を表示しているだけでもレアですよね(通常は偶数の列車番号となる)。いずれの発車シーンでは動画でも記録しました。

乗車中に一部区間で連結部分付近や車両の台車付近で録音を試しましたが、混雑が激しく雑音が多く入ってしまいました。しかも混雑で空調が作動していたため、満足できる録音ではありませんでしたが、あくまで暫定として残しました。いずれは録音し直そうと考えています。

日比谷線に来たついでに、同線に直通する20000系のうち5扉車連結でVVVFインバータ制御の50番台車両(遭遇した21857F)と3扉車でVVVFインバータ制御の70番台車両(遭遇した21873F)の録音をして終了としました。

東京地下鉄からのクリスマスプレゼントとして日比谷線の新型車両に一足早く乗ることができたことは非常に光栄です。車内や座席の様子は混雑のため今回は断念しましたが、車体側面の車番は今回も記録できず・・・(営業運転を開始すればじっくり撮影できるのですが)。