2016年12月5日に箱根登山鉄道が2017年5月に営業運転開始予定の箱根登山鉄道の新型車両『3100形』(先に登場した3000形の派生形式で2両固定編成、愛称は“ALLEGRA”)を導入することが発表されました。
▲【イメージ】現在の3000形“ALLEGRA”(写真は3001号車、箱根湯本[OH51]にて)。この形式に初めて2両固定編成が登場する。『3100形』ということで3000形の派生形式になりそうだ。
これは3100形での単独運用のほか既存の3000形(3001号車・3002号車)と連結して3両での運用を可能にし輸送力増強を図るものとみられます。また3000形は両運転台の車両であるのに対し、3100形では片運転台とすることで中間の連結部分(非常用のため通常では立入・通り抜け不可)の運転台が無くなり、連結面の窓を拡大することで車窓や急曲線の走行シーンを間近で堪能することができるようになります。デザインはおなじみの岡部憲明氏によるもので、導入は1編成のみとなります。3000形と同じく製造は川崎重工業兵庫工場になるものと思われます。
余談ですが、来年に引退が予定されている110号車が108号車とともに引退記念イベントにおいて110号車貸切列車を運転することが発表されました。12月20日から営業運転終了日の2017年2月12日までには側面に『引退記念側面表示板』を掲出するようですね。