2016年12月2日、東京急行電鉄長津田車両工場に入場していた池上線・多摩川線向け1000系の元1024Fが同工場を出場し雪が谷検車区まで輸送されました。保安装置の都合で7500系『TOQ i』が元1024Fを挟む形となっています。
▲長津田車両工場出場時に外観が変わって車両番号が変わった元1024F。五反田(IK-01)寄りの先頭車から『1524』『1624』『1724』となった。同編成は1500番台化改造を受けたことにより新たに『1524F』になったものと思われる。
▲田園都市線内などでは保安装置の都合で7500系『TOQ i』が1524Fを挟むように輸送した。
なぜ元1024Fかというと、今回の入場で元1024Fは1000系1500番台に準じた仕様に改造され、車内LED式旅客案内表示器の設置や制御装置の機器更新(東洋電機製造GTO素子から東芝製IGBT素子への変更)がなされているようです。また車番に400・500(元デハ1024のみ500)が追加され『1024F』から『1524F』に変更されています。純粋な赤帯の1000系が1500番台化改造を受けるのは異例のことです。
改造前の車両番号→改造後の車両番号(左側が五反田・多摩川[TM-01]寄り)
クハ1024+デハ1224+デハ1324→→クハ1524+デハ1624+デハ1724