2016年12月20日

【速報】小田急電鉄4000形増備車の4066Fが甲種輸送される

2016年12月20日から21日にかけて、総合車両製作所横浜事業所で落成した小田急電鉄4000形4066F(1号車側からクハ4566+デハ4516+デハ4416+サハ4466+サハ4366+デハ4316+デハ4216+デハ4116+デハ4016+クハ4066)の甲種輸送が行われています。
▲2012年度に総合車両製作所横浜事業所で製造された写真の4065F以来でおよそ4年ぶりに4000形が1編成増備された。基本的に4065Fとほぼ同じ仕様であるものの、同形式で初めてLED式の前照灯が採用されているほか、なんと中間車両の一部と両運転台に小変化が。

▲【イメージ】従来の4000形の運転台(写真は2012年度増備車4065Fのもの)で『TIOS』のみ液晶画面となっている。このときの速度計などは従来のアナログ式のままであった。これは4065F以前の編成も同様である。
▲【イメージ】1000形リニューアル車両の運転台(1057F・1063F・1066F・1095Fともに共通、写真は1066Fのもの)で写真中央の『TIOS』だけでなく写真左側のように速度計などがひとつの液晶画面に収まっている。これが『グラスコックピット』と呼ばれているもので、東日本旅客鉄道E231系1000番台(横コツ)が初めて採用したものである。

外観上は新製当初から東日本旅客鉄道常磐緩行線への直通対応がなされていることと前照灯が同形式で初めてLED化されている以外は4065Fとほぼ同じ仕様と思われます(ただしフルカラーLED式種別行先案内表示器は新製当初からROM更新されたものとなっている)。ただしその内部では1000形リニューアル車両と同じく運転台がグラスコックピットに変更されている(4000形の運転台がグラスコックピット化されるのは初めてである)ほか、中間車の6号車デハ4316の新宿(OH91)寄り海側と7号車デハ4216の小田原(OH47)寄り山側には車椅子スペース兼ベビーカースペースが新設されています(設置改造を含めると1000形1095F[元1056F+元1256F]が初めてとなる)。同形式の中間車両に車椅子スペース兼ベビーカースペースが設置されるのは初めてのこととなります。前照灯は一時的にLEDタイプの試験を行っていた4058Fの結果を踏まえたうえで4066Fに採用されたものとみられます。私は残念ながら予定の都合上撮影に行けませんでした。

※2016年12月21日情報更新。4066Fに関する最新情報を追加いたしました。