2025年1月27日から28日にかけて、東日本旅客鉄道豊田車両センターに所属していた209系1000番台都トタ82編成(クハ209-1002以下10両)が東大宮操車場から長野総合車両センターへ配給輸送されました。動向が注目されますが、廃車除籍処分になるものと思われます。
▲通勤形電車の配給輸送に伴う初の牽引が少数派の209系1000番台となったE493系(写真は都オク01編成)。東大宮操車場で両者の連結試験が行われていた。.JPG)
▲昨年9月上旬からTASC使用開始に伴い、209系1000番台とE233系0番台の一部編成が運用を離脱している。10月13日からE233系0番台のグリーン車の先行運用が開始されるが、そのあとも同系列へのグリーン車連結が進み、予備車としての役割はすでに終了していたものとみられる。
209系1000番台はもともと1999年に常磐緩行線と相互直通運転を行う東京地下鉄千代田線で運用される車両として松戸車両センターに配属され、側面帯にエメラルドグリーンの帯を巻いて2018年まで使用され(晩年は小田急電鉄に乗り入れない車両の“E”ステッカー掲出)、そのあと中央線へのグリーン車導入が明らかになり、E233系0番台へのグリーン車組み込み準備対応工事を施すため、その予備車確保のために豊田車両センターに転属、制御装置更新は受けずにオレンジバーミリオンの帯を(転属時には幕板部にも)まとって、活躍をしてきました。平日は97T運用・99T運用、土曜休日は97T運用の限定となっていました。今回この系列の配給輸送を担当したのがなんとE493系都オク02編成であり、東大宮操車場で連結試験を実施していました。今後はこのE493系がEF64形に代わる配給輸送の担当になる可能性があり得ます。残る都トタ81編成の動向が注目されますが、同編成も近いうちに廃車になるでしょうね。