2022年7月14日

【試運転に使用へ】東日本旅客鉄道E233系0番台初の2階建てグリーン車、八トタH57編成の6両側に組み込まれる

2022年7月12日に総合車両製作所横浜事業所で製造され東日本旅客鉄道豊田車両センターに向けて甲種輸送されたE233系0番台で初の2階建てグリーン車、サロE233-1+サロE232-1が7月13日に八トタH57編成(クハE233-57以下6両+クハE233-515以下4両)の6両側に組み込まれました。今後のこの編成のクハE233-57以下6両の動向が注目されます。
▲(イメージ)E233系0番台初のグリーン車、サロE233-1+サロE232-1を組み込んだ八トタH57編成。性能確認試運転に向けて分割編成の6両側に先に組み込まれた。いずれはT編成にも組み込んで試運転を行うものと思われるが、サロE233-1+サロE232-1がこのまま八トタH57編成のグリーン車となる可能性はゼロではないかも?
▲車椅子対応トイレが設置され改番された八トタH57編成のモハE233-857(元モハE233-257)。この車両は3号車のモハE232-57との間にグリーン車を組み込むため6号車になる。

E233系0番台の最初のグリーン車は固定編成の八トタT1編成(クハE233-1以下10両)でなく分割編成の八トタH57編成の6両側に組み込まれる形となりました。グリーン車を含めた8両固定編成となった同編成は性能確認試運転に用いられるものと思われます。八トタH57編成は2021年2月に長野総合車両センターに入場しグリーン車組み込み対応準備工事が実施されており、モハE233-857(元モハE233-257)には車椅子対応様式トイレが設置されています(分割編成のため編成組み換えはない)。この八トタH57編成に組み込まれたグリーン車2両がそのまま同編成のグリーン車となるかは予想できませんが、まずは報道陣向けの公開や性能確認試運転のために組み込まれたと考える方がいいのかもしれませんね。ちなみにE233系0番台のグリーン車のベースはE235系1000番台(横クラ)にもっとも近いです。グリーン車の車内LCD式旅客案内表示器のサイズがどうなっているのか気になりますね。

【E233系0番台のグリーン車組み込み編成の組成】
※左側が東京寄り、右側が高尾(JC-24)・大月(JC-32)寄り、下線部がグリーン車
クハE233-57+モハE233-57+モハE232-57+サロE233-1+サロE232-1+モハE233-857+モハE232-257+クハE232-515