2022年7月20日から21日にかけて、総合車両製作所横浜事業所で相模鉄道直通対応改造工事を受けていた東急電鉄5000・5080系5185F(6両固定編成)が同系列向けの中間増備車4両を伴って出場し、長津田検車区に向けて甲種輸送されました。
▲(イメージ)元住吉検車区所属の5000・5080系(写真は8両固定編成となる以前の5184F)で相模鉄道直通非対応の編成は消滅した。最後まで未対応だった5185Fは中間増備車を伴って出場しており、新製のデハ5485+サハ5585を組み込み8両固定編成化されそうだ。
▲(イメージ)相模鉄道直通対応改造工事は元住吉検車区所属の5000・5050系0番台の一部と4000番台でも実施されているが、4000番台では4106F・4110F(写真)の直通対応改造工事が完了し、残るは4108Fのみとなっている。ちなみに元5166Fを改造した4112Fは直通対応改造工事とともに4000番台化されているが、無塗装の中間増備車次第の動きになりそう。
今回出場した6両固定編成の5185Fは目黒線向け同系列では唯一相模鉄道直通未対応であった編成であり、中間増備車のデハ5483+サハ5583(5183Fに増結の車両)・デハ5485+サハ5585(5185Fに増結の車両)の4両を伴っています。相模鉄道直通対応工事を受けた同系列とそれに増結する中間増備車が同時に出場したのは異例です。目黒線向け同系列は全10編成の直通対応工事が完了したことになります。なお中間増備車についてはデハ5485+サハ5585は一緒に出場した5185Fに組み込まれ、改番前のデハ5485+デハ5585+クハ5685はデハ5685+デハ5785+クハ5885に改番されるものと思われます。東日本旅客鉄道横浜線内では有効長などの都合で5185Fの6両と中間増備車のみに分けて輸送されています。
相模鉄道直通対応改造工事に関連して、5000・5050系0番台の一部編成・4000番台にも施工されており、直通対応車は乗務員室と客室を仕切る窓の一部(運転席からは一番遠い窓)が封鎖されていて、朝晩は前面展望ができない場合があります。4000番台では4106Fと4110F(Shibuya Hikarie仕様)の直通対応改造工事が完了していて、残る未対応編成は4108Fだけとなっています。相模鉄道20000系21101F(8両固定編成)が乗務員ハンドル訓練などのために再び貸し出しされていますが、東急電鉄の車両が乗務員訓練のために今後相模鉄道に貸し出されることはあるのでしょうか。注目したいところです。