2022年7月2日

【連結器が撤去される!】小田急電鉄3000形3265F(日本車両製造3次車・6両固定編成)、他形式との連結が不可能に?

2022年6月30日、小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事施工のために入場中の3000形3265F(日本車両製造3次車・6両固定編成)ですが、28日に下り方3両(サハ3365+デハ3415+クハ3465)に続き、上り方3両(クハ3265+デハ3215+デハ3315)が姿を現し屋外に留置されていますが、このうち上り方先頭車のクハ3265に変化が起きています。
▲3000形で初のリニューアル更新工事施工の第1弾となった3265F。写真手前のクハ3265の電気連結器が撤去され、他形式との併結ができなくなった。同編成最後の併結は4両固定編成の1000形リニューアル車であった。
▲撤去された3000形3265Fのクハ3265に設置されていた電気連結器。リニューアル更新工事施工以前は1000形4両固定編成のリニューアル車と併結していた。

現在入場中の3000形3265Fはクハ3265+デハ3215+デハ3315と、サハ3365+デハ3415+クハ3465に分かれて留置されていますが、このうちクハ3265に搭載されていた電気連結器が撤去され、スカートの形状が変更されています(クハ3465と同じスカート形状)。これはリニューアル後の同編成は車両故障時の救援を除き、他形式と一切連結しない運用に投入することを前提としたものと思われ、リニューアル更新工事前に1000形4両固定編成のリニューアル車(1057F・1063F・1064F・1065F・1066F・1067F・1069F)と併結し運用されていた10両編成のE運用・C運用(C運用は代走のみ)に入ることはできなくなりますね。リニューアル後は基本的にA運用のみに限定されるものとみられます。となると喜多見検車区での入出庫を考慮しても小田原線成城学園前(OH14)~新宿(OH01)間には試運転や特別団体専用列車以外では入線しないということになりそうでしょうか。

大野総合車両所には同じ3次車の3266F(6両固定編成)が留置されており、この編成も状況によってはリニューアル更新工事施工のために入場となる可能性があります。その際には3266Fも固定編成となって1000形4両固定編成のリニューアル車と併結ができなくなるのでしょうか。