2018年8月28日、東日本旅客鉄道185系200番台宮オオB3編成(クハ185-205以下6両)が所属先の大宮総合車両センターに近い東大宮操車場から武蔵野線・中央本線・篠ノ井線経由で長野総合車両センターまで自走回送されました。同編成は廃車解体になるものと思われます。
▲当時の田町車両センター(東チタ:現在は消滅)に在籍していたときから湘南色ブロック塗装となっていた185系200番台宮オオB3編成(2015年5月撮影)。
▲湘南色ブロック塗装からストライプ塗装に変更された宮オオB3編成(2016年1月、2017年1月撮影)。8月上旬の8両編成の宮オオB2編成に続いて、長野総合車両センターへの帰らぬ旅に出た。秋の臨時列車や修学旅行向けを含む団体専用列車がE257系0番台(長モト)・500番台(千マリ)に置き換えられる前に185系200番台の廃車が進んでいる。
この編成はもともと7両編成で4号車にサロ185-205が連結されていましたが、同車両のみが廃車となって6両編成に組成されてからは修学旅行向けを含む団体専用列車や臨時快速列車のほか、先頭車に京浜東北・根岸線入線に対応するATCを搭載していることから、横浜(JK-12)~松本間を横浜線・中央本線経由で結ぶ特急『はまかいじ』1往復(往路の9086M列車→9061M列車は横浜7時51分発→松本11時22分着、復路の9064M列車→9083M列車は松本15時21分発→横浜18時41分着)にも使用されていました。また6両編成に組成された編成では初めての編成単位での廃車となります。これで185系は0番台・200番台を合わせて10両6編成(A1・A3・A5~A8)、7両3編成(OM04・OM08・OM09)、6両4編成(OM03・B4・B5・B6)、5両6編成(C1~C6)、4両2編成(B7・C7)の合計143両/227両の在籍となりました。
【185系0番台・200番台在籍状況】 ※2018年8月29日現在
全体=143両
《0番台》 在籍数=94両
[10両編成]A1・A3・A5・A6・A7・A8
[5両編成]C1・C2・C3・C4・C5・C6
[4両編成]C7
《200番台》 在籍数=49両
[7両編成]OM04・OM08・OM09
[6両編成]OM03・B4・B5・B6
[4両編成]B7
★廃車済みの車両★
全体=84両
※単体で廃車となったサハ185-7(C7)・サロ185形200番台(OM03・B2~B7)は車両数のみに含む
《0番台》 車両数=21両
[10両編成]A2・A4
《200番台》 車両数=63両
[8両編成]B2
[7両編成]OM01・OM02・OM05・OM06・OM07・B1
[6両編成]B3
※宮オオB2編成はサロ185-204を抜き、宮オオB7編成の電動車1ユニット2両(ハイフン以下231)を連結して8両編成を組成、廃車となった。
※宮オオOM07編成は宮オオOM06編成からサロ185-211と電動車1ユニット2両(ハイフン以下221)を連結してA編成と同じ10両編成を組成、上野東京ライン関連の試運転に使用され、廃車となった。