2018年8月20日

【世代交代へ】東日本旅客鉄道『ホリデー快速鎌倉』、185系200番台6両編成での運用を終了

2018年8月19日、東日本旅客鉄道185系200番台(宮オオ:6両編成のみ)が土曜休日に充当される『ホリデー快速鎌倉』(往路は8522M8723M、復路は8722M8523M)での運用を終了しました。18日・19日の同列車に充当されたのはいずれも宮オオOM03編成でした。
▲185系200番台による『ホリデー快速鎌倉』の最終運用は18日・19日ともに同系列で唯一のシングルアームパンタグラフを搭載する宮オオOM03編成だった(写真はストライプ塗装への変更前の姿である)。9月からはE257系500番台(千マリ)に変更される予定である。

▲『ホリデー快速鎌倉』では185系200番台のB編成を中心に充当されていた。写真は上から順に宮オオB3編成、宮オオB4編成、宮オオB5編成、宮オオB6編成。ここではストライプ塗装変更前の写真もあるので注意。

この『ホリデー快速鎌倉』は2013年から大宮総合車両センターに所属する185系200番台(B編成・OM編成)で運転され、基本的に普通車のみの6両編成で組成されている宮オオB3編成、宮オオB4編成、宮オオB5編成、宮オオB6編成、宮オオOM03編成のみが充当されていました。同系列による『ホリデー快速鎌倉』では自由席が4両、指定席が2両設定され、自由席では乗車券のみで乗車できるお得な列車となっていました。次回運転時の9月15日からはE257系500番台(千マリ)に変更され、この場合では全5両が指定席となる予定です。

この『ホリデー快速鎌倉』の車両変更を機に185系200番台(宮オオ)の廃車解体が進む可能性があります。直近では8月上旬に普通車のみの8両編成を組成していた宮オオB2編成が廃車解体のために長野総合車両センターまで自走回送されたため、E257系0番台(長モト)の特急『踊り子』への転用(大宮総合車両センターへの転入)などの今後の動きが注目されます。なお、185系による臨時快速としては東京(JT-01)寄りから6両(主に宮オオB4編成が多いかも)+4両(宮オオB7編成・宮オオC7編成のいずれか)で組成される『ムーンライトながら』が残っており、一部編成を残すことも考えられます。栃木県日光方面への修学旅行臨時列車についても185系0番台・200番台からE257系などに置き換えられることが予想されるために、普通列車や特急列車への汎用が可能で製造された185系にも(0番台・200番台ともに)いよいよ終焉の時が迫ってくるかもしれませんね。