2018年8月18日、東京地下鉄丸ノ内線向けの新型車両2000系2101F(6両編成)が日本車両製造豊川製作所を新製出場し、甲種輸送が行われています。
▲丸ノ内線に02系の後継車両、2000系のトップナンバー(2101F)が登場。銀座線の1000系と同じく全53編成(2101F~2153F)が日本車両製造豊川製作所で製造されるものと思われる。また1000系と同じく途中から陸送で中野検車区に搬入されるようだ。
▲丸ノ内線支線向けの02系6編成については置き換え対象には入っていないが・・・。
2000系トップナンバーの編成は荻窪(M-01)寄りから『2101+2201+2301+2401+2501+2001』と組成されており、外観塗装はグローイング・スカーレットが採用されています。側面上部には02系と同じサインウェーブのデザインが入っています。制御装置は銀座線の1000系で培った最新技術をさらに発展させたPMSMで、車内照明や前照灯のLED化、車内LCD旅客案内表示器の17インチ3画面が採用されています。また全車両にフリースペース(車椅子・ベビーカーも利用可能)と、東京地下鉄の車両では初となる荷物置きの小さなテーブル、荷物かけ、電源のコンセント(1両2ヶ所ずつ)が設置されています。なお丸ノ内線全駅にホームドアが設置されているため、新製当初から転落防止幌は設置されていません。現在の丸ノ内線の自動放送は日本語を森谷真弓氏、英語放送をクリステル・チアリ氏が担当していますが、新型車両2000系では自動放送の英語放送がクリステル・チアリ氏ではなく亀井・シーナ・佐代子氏が担当するものと思われます。2000系の営業運転開始は2019年2月からですが、丸ノ内線では荻窪~池袋(M-25)間を反時計回り(池袋方面)、時計回り(荻窪方面)で大回りするように運転するため、入念な試運転が必要かもしれませんね。