2018年5月16日

東日本旅客鉄道E353系が『かいじ』『あずさ』に投入、E257系0番台を置き換えへ

2018年5月16日、東日本旅客鉄道長野支社が『スーパーあずさ』の全列車で運転しているE353系(長モト)について、同年7月1日からE257系0番台で運転されている『かいじ』『あずさ』にも投入し、同系列を置き換えると発表しました。
▲2018年5月16日現在は3両5編成(長モトS201編成~長モトS205編成)、9両10編成(長モトS101編成~長モトS110編成)が在籍しているE353系。『スーパーあずさ』の置き換えが完了した後にもE353系の基本編成の増備が進んでおり、E257系0番台で運転されている『かいじ』『あずさ』にも投入される。


▲E353系に置き換えられるE257系0番台はリニューアルのうえで東海道線に転用する予定と発表された。現在では基本9両16編成と付属2両5編成が在籍しており、おもに『踊り子』に投入して185系0番台を置き換えるものと思われる。
▲今年の夏はE257系0番台が『踊り子』として転入するため、185系0番台の動きが気になるところ。

今回のE353系の投入数は9両7編成で、『スーパーあずさ』の5本分を除くと、基本編成の12編成目である長モトS112編成まで登場するものと思われます。東京(JC-01)・新宿(JC-05)~甲府・竜王間を結ぶ『かいじ』と東京・新宿~松本間を結ぶ『あずさ』のうち、前者は上下3本ずつ(103号・107号・112号・115号・116号・124号)を除く列車が置き換えられ、後者は上下3本ずつ(12号・16号・17号・21号・27号・34号:『スーパーあずさ』を除く)の列車が置き換えられる予定です。

これにより多くのE257系0番台が置き換えられ、リニューアルのうえで東海道線の『踊り子』向けに転用されるものと思われます。転用予定の編成数や転用後の1編成あたりの両数などいろいろと気になりますが、E257系0番台は付属編成が5編成、基本編成が16編成なので、仮に10両編成で転用する場合は、基本編成5編成、付属編成のフル活用で185系0番台A編成よりも1編成減となりますが、5編成で転用ができそうです。ただE257系0番台は付随車がサハE257形とサロハE257形の2両のみで、グリーン席(8号車)が普通車と半室の状態なので、転用の際には半室グリーン車を含む付随車や貫通形先頭車や非貫通先頭車をどうするかなどに注目です。