2018年5月8日に京王電鉄が2018年度事業計画を発表しました。投資額は約237億円です。
【車両面】
▲昨年度は『京王ライナー』向けに2代目5000系5編成(5731F~5735F)が導入されたが、今年度の新造車両はない。
▲京王本線・相模原線・高尾線の主力車両の8000系は10両2編成(20両)を対象に、制御装置の更新工事と中間に入る先頭車を中間車化した大規模な更新工事が行われる。
▲井の頭線の1000系は5両3編成(15両)を対象に、制御装置の更新工事、車内LCD旅客案内表示器への更新を含めた車体更新工事が行われる。
【車両面】では新造車両はないものの、8000系10両2編成および1000系5両3編成の制御装置更新工事を兼ねた大規模車体更新工事が施工され、後者には車内LCD旅客案内表示器が設置されるようです。いずれにしても8000系の日立製作所製のGTO素子、1000系の東洋電機製のGTO素子、日立製作所製のIGBT素子(初期編成の大規模更新前)が減っていくのはさみしいですね。
【設備面】
▲フルカラーLED式の発車標は今年度は本線の東府中(KO-23)、井の頭線の永福町(IN-09)、富士見ヶ丘(IN-13)の各駅で更新される(写真は本線側の新宿[KO-01, S-01]のもの)。東府中ではホームの固定柵も設置される。
▲ホームドアは新宿の新線ホーム、渋谷(IN-01)で設置完了予定のほか、一部ホーム柵となっている飛田給(KO-20)に新たに設置される予定。
設備面では京王本線の笹塚(KO-04)~仙川(KO-13)間の連続立体交差事業、下北沢(IN-05)の大規模工事および井の頭線専用改札の設置、味の素スタジアムの最寄である飛田給ではホームドア設置のほか、エレベーター増設、トイレの改修工事、駅照明のLED化の実施、府中(KO-24)および京王よみうりランド(KO-37)の駅リニューアル、聖蹟桜ヶ丘(KO-29)ではホームと列車のあいだの隙間対策として転落防止ゴムの設置などが予定されています。