2018年5月8日、東日本旅客鉄道が伊豆エリアの観光特急列車向けの新型車両『E261系』を製造して運行すると発表しました。運転範囲は新宿(JC-05)・東京(JT-01)~伊豆急下田(IZ-16)間であり、『E261系』は8両2編成が製造されることとなっています。
▲伊豆エリアを『踊り子』『スーパービュー踊り子』で駆け抜ける東日本旅客鉄道185系0番台・251系(いずれも宮オオ)。
▲伊豆エリアを臨時特急および普通列車で駆け抜ける伊豆急行2100系。R-3編成はキンメ塗装、R-4編成は黒船電車、R-5編成は『THE ROYAL EXPRESS』となっている。
E261系の製造数は8両2編成(16両)で、4号車以外のすべての車両がグリーン車となるようです。座席の配置は2列+1列が基本となります。配置先は651系1000番台横コツIR01編成が配置されている国府津車両センター(横コツ)または185系・251系が所属する大宮総合車両センター(宮オオ)のいずれかと思われます。東海道線内基準で伊豆急下田寄りが1号車、東京寄りが8号車となり、1号車は通常のグリーン車よりグレードの高い『プレミアムグリーン車』(2列20名)が設定されます。2号車・3号車はグリーン個室(20名、6人個室と4人個室が2ヶ所ずつ)、4号車は『ヌードルバー』と呼ばれる麺料理の食事を楽しめる車両、5号車~8号車は通常のグリーン車となっています。このうち5号車は車椅子対応大形洋式便所や車椅子対応座席を2ヶ所設置する関係で14席となっています(6号車は36席、7号車は30席、8号車は24席)。さらに車内には荷物置き場の設置、無線LANのサービス提供、電源コンセントの搭載がなされます。今回はE261系の配置など細部を個人的に予想してみました。あくまで参考情報としてご覧いただきたく思います。E261系の登場時の車番と編成番号がどうなるか注目ですね。
【※予想※ E261系について】
配置:大宮総合車両センター(宮オオ)
→回送経路が短いことを考慮、新宿発は湘南新宿ラインの経路、東京発は上野東京ラインの経路
MT比率:4M4T
→内訳は1号車がクロE260形、8号車がクロE261形、2号車・3号車と6号車・7号車がモハE260形+モハE261形の電動車ユニット、4号車がサハE261形、5号車がサロE261形。
パンタグラフ:シングルアーム、モハE261形に1基ずつ搭載
→E261系は電車に分類され、8両編成では最低でも2基が必要となるため。
制御装置:VVVFインバータ制御(IGBT素子またはSiC素子)
→最新型特急車両のE353系(長モト)では三菱電機製のIGBT素子であるが、最近ではSiC素子が増えつつあることによる。
自動放送:あり
→担当は日本語は堺正幸氏、英語はジーン・ウィルソン氏の組み合わせか。