2018年5月11日

京浜急行電鉄が2018年度事業計画を発表

2018年5月9日に京浜急行電鉄が2018年度事業計画を発表しました。投資額は約236億円です。

【車両面】
▲京浜急行電鉄の主力車両新1000形。今年度も増備が実施され、42両が製造される。昨年度は2000形を全編成置き換えたが、今年度はホームドア設置の際に支障となる4扉車の800形を置き換えるために製造されるものと思われる。
▲昨年度は2000形がリバイバル塗装の2011編成を最後に全編成が引退し、今後は唯一の4扉車となっている800形の動きが注目される。ホームドア設置の支障となっている同形式を3扉車で置き換えて統一するようだ。
▲昨年度はファインテック久里浜事業所で車体更新と制御装置の更新工事が行われた新1000形1001編成。2100形と同じく貫通扉には『けいきゅん』のイラストが入っている。

車両面では新1000形が42両製造され(6両編成・8両編成)、昨年度に2000形が引退しましたので、今年度はおもに4扉車の800形を置き換えていくものと思われます。1613編成以降の6両編成や1200番台(1201編成・1209編成・1217編成)と同じ17次車以降の仕様が踏襲されます。総合車両製作所横浜事業所を新製出場する時の白色の状態にも注目したいですね。車体更新は8両であるため、4両編成2本か8両編成1本になるものと思われます。8両編成の場合は1001編成の次である1009編成が候補となりそうでしょうか。

【設備面】
▲羽田空港国際線ターミナル(KK-16)に設置されているホームドア。2扉車(2100形)・3扉車にのみ対応するため、4扉車の800形は本線のみの運用となっている。

設備面では大師線の東門前(KK-24)~小島新田(KK-26)間の連続立体交差事業における地下化工事の推進、京急蒲田(KK-11)、京急川崎(KK-20)、横浜(KK-37)、上大岡(KK-44)、羽田空港国内線ターミナル(KK-17)へのホームドア設置、黄金町(KK-40)と追浜(KK-54)のホーム上家の延伸工事、八丁畷(KK-27)、鶴見市場(KK-28)、日ノ出町(KK-39)のホーム上家改修工事、羽田空港国内線ターミナルのエレベータ更新工事(現在はオーチスと東芝の2つのメーカーのものが設置されている)、大森海岸(KK-07)、生麦(KK-31)、新逗子(KK-53)、三崎口(KK-72)のエスカレータ更新工事、京急長沢(KK-69)、三浦海岸(KK-71)の駅舎改修工事、井土ヶ谷(KK-42)、杉田(KK-46)、金沢八景(KK-50)のホーム改修工事がそれぞれ予定されています。