2017年8月19日

西武鉄道『南入曽車両基地電車夏まつり2017』参加報告

2017年8月19日、私は西武鉄道新宿線の南入曽車両基地構内で開催された『南入曽車両基地電車夏まつり2017』に参加してまいりましたのでご報告いたします。小田急電鉄小田原線でまっすぐ向かい、徒歩で西武新宿(SS-01)へ。

20000系20156F。5115レ。この編成は後続の急行に沼袋(SS-06)で抜かれます。

2000系2021F+2517F。2801レ。偶然にも旧2000系に出会ったところでこれに乗って一旦所沢(SS-22、SI-17)へ。所沢で2000系2077Fの5218レに乗り継ぎ、時間つぶしのため池袋線の秋津(SI-16)へ。適当に撮ってみましたので厳選した写真でご容赦ください。

20000系20101F。4210レ。この編成は玉川上水車両基地所属の20106Fとトレードで新宿線で運用されていましたが、いつの間にか池袋線に復帰しているようです。
10000系10103F。18レ。久しぶりに撮った『プラチナム・エクスプレス(Platinum Express)』の秩父バージョン。
30000系38105F。この回送は5301レからの折り返しのようです。

40000系40102F。402レ(土曜休日72M運用)。土曜休日では初めて撮った『S-TRAIN』。これで撮影を切り上げて新所沢(SS-24)へ向かうのですが、このときになんと新所沢を9時52分に発車する南入曽車両基地行きの臨時便(充当は30000系38115F)が出発してしまっていたため、次の10時40分発まで時間つぶしをすることに・・・。しかし臨時1本目を逃したことでこの後にまさかの展開が待っていようとは・・・。

2000系2509F+2515F。5613レ。これで新所沢へ。

20000系20158F。なんとなんと10時40分発車の南入曽車両基地に向かう臨時列車に『銀河鉄道999』のラッピング電車が充当され、本当にびっくりしました。実はこの5613レの2000系に乗車する直前に20000系20158Fが小手指車両基地を臨時回送列車で出庫し、所沢4番ホームから新宿線の連絡線を通って下り方向へ向かう様子を目撃していたので、「まさか・・・」と思って追いかけた直後の出来事でした。結果的に1本目の臨時列車を逃したために『銀河鉄道999』ラッピング電車の20158Fに乗れたので本当にラッキーでした。意外にもフルカラーLED化されてから撮ったのは初めてでした。

フルカラーLED式案内表示器は前面部・側面部ともに『臨時』でした。

せっかくなので20000系20158Fが珍しく新宿線の新所沢にいる証拠を撮りました。新宿線でもこのラッピングはかなりインパクトがあります。

20158Fに揺られること約10分で南入曽車両基地に到着。

20158Fの隣には『スナックワールド』ラッピング・ヘッドマーク車の20106Fがいました。一時期には20101Fとトレードで池袋線で運用されていましたが、いつの間にか新宿線に戻っています。しかも20101Fが池袋線で運用されていたため、トレードが終了しているようです。

20158Fを降りた後に出迎えてくれたのは2000系2051F。4両編成と連結して新宿線の10両編成の運用に入るほか、単独で国分寺線でも運用されます。

そして今朝乗車した2000系の下り方4両の2517F。『急行 新所沢』のまま入庫したようです。今回のために設置された臨時改札口を通って南入曽車両基地のイベントに初めて潜入します。

まず目についたのは2000系2403F。旧2000系の2両編成では珍しく幕車となっています。撮影時の幕表示は『準急 萩山(SS-30)』。

今回の展示車両の目玉となっている2000系2007Fの『西武鉄道×台湾鉄路管理局』ラッピング電車は休憩用車両に使用されていました。撮影時の幕表示は『急行 拝島(SS-36)・西武遊園地(ST-07)』。
今度は展示車両群。左から9000系9103F(『RED LUCKY TRAIN』)、6000系6102F、新101系263Fの3編成です。以下のような行先表示となっていました。
9000系9103F・・・『27SH エアポート快特 羽田空港(KK-17)』
6000系6102F・・・『快速 拝島』
新101系263F・・・『玉川上水(SS-33)』

武蔵丘車両基地から9000系9103Fがゲスト展示となり、玉川上水車両基地から6000系6102Fと新101系263Fが駆けつけました。新101系263Fは同系列で唯一の黄色塗装となっています。

普段池袋線で運用されている9000系9103Fと新宿線で運用されている6000系6102Fが並ぶことはほとんどありません(所沢を除く)。

6000系6102Fは量産先行車で東京地下鉄副都心線直通対応工事を受けておらず、前面部などは登場時のままです。一方の新101系263Fには『牽引』のヘッドマークを掲出しており、すべて電動車であることを利用して、検査入場車両(白糸台車両基地所属の新101系)や新型車両(30000系・40000系)の甲種輸送牽引などに使用されています。今後も40000系40103F以降の編成の牽引に奔走することでしょう。

『スマイルトレイン』は新製当初から新宿線・拝島線で運用されているトップナンバーの30000系38101Fが展示車両に。行先は『各停 ひばりヶ丘(SI-13)』。この隣には2000系2401Fが『拝島快速 西武新宿』表示で展示されていたものの、私が到着した際には構内移動を開始し、撮影できず。

こちらは2000系2417F。行先表示は新宿線ではあり得ない『快速 新所沢』。何気に『2000系就役40周年』ヘッドマークを掲出していますね。

ヘッドマークのアップ。何気に2000系のイラストがあっておもしろいですね。

2000系2417Fの右隣には2407F。いずれも旧タイプですが、フルカラーLED化されており、まだまだ現役で活躍してくれそうな気がします。こちらは通常ではあり得ない『各停 一橋学園(ST-02)』を表示。

ここでようやく旧2000系3編成が並ぶ様子を捉えました。右端は2000系2413Fで旧2000系の2両編成では珍しく3色LED式となっています。行先は見えにくいですが『通勤準急 西武新宿』を表示。

『通勤準急 西武新宿』表示のアップ。通勤準急は現時点では池袋線でしか設定されていません。

またしても9000系、6000系、新101系の並び。いずれもレアな要素があり、撮影に飽きませんね。

再び2000系2403Fのところを通りかかると、行先表示は『準急 国分寺(SK-01、ST-01)』に。

こちらは2000系2453F。クハ2454に綱がついていたため、電車と綱引きのイベントに使用されたようです。行先表示は新宿線・池袋線ともにダイヤ乱れ時に見られる『急行 所沢』。

2000系2523Fは行先方向幕を使った抽選会とお絵かきヘッドマークの会場として使用されました。

さらに先を進むと、20000系20157Fを発見。撮影時の行先表示は『拝島快速 練馬高野台(SI-09)』で床下機器の見学に使用されました。

撮影の合間に2000系2535Fが『各停 西武遊園地』表示で構内入れ換えをしていました。
 

20157Fを用いて機器の一部(ATS装置やVVVFインバータ装置)が公開されており、なかなか興味深かったです。

こちらは乗務員室での記念撮影会に使用された2000系2519F。このときの行先表示は『各停 一橋学園』。

20000系20157Fの『拝島快速 練馬高野台』はあり得ません。そもそも『拝島快速』は2012年まで『快速急行』とともに新宿線・拝島線系統に存在した種別ですし、行先は池袋線内の駅名です。

20157Fの運転台。車内を少し歩いて今度は検修庫内へ。


40000系は今回は2編成とも『S-TRAIN』(40101Fは土曜休日71M運用、40102Fは土曜休日72M運用)に充当されたため、車両展示は叶わずパネルでの展示となりました。

また4000系4009Fを改造した『52席の至福』という車両もパネルでの展示に。本日は池袋線系統で運用され、池袋(SI-01)~西武秩父(SI-36)を往復するコースでした。

綱引きに使用された2000系2453Fのクハ2454はこんな感じの装飾になっていました。

休憩車両の2000系2007Fで涼んでいると、6000系6102Fの幕が『快速急行 新所沢』表示となっているほか、9000系9103Fのクハ9003の前面部以外の幕がなんと『拝島快速 池袋』表示になっていました。

2000系2007F(写真右側)を含めた3車種を収めました。このとき6000系6102Fは『通勤準急 小平(SS-19)』表示、2000系2007Fは定期列車でも存在する『準急 拝島』表示になっていました。

奥には2000系2093Fがいました。『急行 新所沢』表示であったため、運用されたあとに入庫してきたものと思われます。

前後2両ずつで異なるイベントが実施されている2000系2523F。ヘッドマークが掲出されているほかクモハ2523側の行先表示が『快速急行 拝島・西武遊園地』となっています。

2000系2007Fの幕表示を眺めていると、なんと『快速 西武球場前(SI-41)』に。この先もこの車両には世話になると思いますが、ラッピングが解除されるときには廃車も予想されます。

再び車両展示群に戻ると、幕に変化が。9103Fは『11A 特急 文庫(金沢文庫[KK-49])』、6102Fは『各停 銀座一丁目(Y-19)』、新101系263Fは『東村山(SS-21)』表示に。

写真右側の30000系38101Fの行先表示は『各停 南大塚(SS-28)』に。珍しい行先表示のオンパレードには撮影の際にも飽きることはないですよね。

さらに旧2000系3編成に加えて『レッドアロー』こと10000系が加わりました。

2000系2417Fのヘッドマークがいつの間にか変更され、『南入曽』のものに。行先表示も『団体専用』になっています。

右隣の2407Fの行先表示は『快速急行 西武園(SK-06)』に。見慣れた顔でも行先案内表示が異なると撮影の楽しみが増えますよね。

最初の2417F(写真左側)に掲出されていた『2000系就役40周年』ヘッドマークは2413F(写真右側)に移設されていました。なお2413Fの行先表示は見えにくいですが『臨時』表示です。

2413Fの隣に入線した10000系。10108Fと思われます。なんとめったに見られない『小さな旅』表示でした。

10000系は通常の『小江戸』で見ることが多いのですが、『小さな旅』は私にとっては新鮮でした。

30000系38101Fの行先表示はダイヤ乱れ時に見られる『急行 上石神井(SS-13)』。

ラストはこの3車種で会場を離れます。9000系9103Fの行先方向幕は『53 普通 八景(金沢八景[KK-50])』となっていました。イベント中は種別行先幕も適宜変わるので面白かったです。

最後も20000系20106Fに見送られ、会場とはお別れです。

2000系2093F。復路の臨時列車はこれに当たりました。新所沢までこの編成に乗車し、乗り換えの際にグッドタイミングでやってきた20000系20107Fの2668レに乗って帰りました。

本日は雷雨の予報が出ていたにもかかわらず晴天に恵まれ、このようなイベントを開催してくださった西武鉄道に感謝申し上げます。