2017年8月18日

東京急行電鉄東横線開業90周年で5000・5050系1編成に『青ガエル』ラッピングを施工して運転へ

2017年8月28日で東京急行電鉄東横線が開業90周年を迎えることから、9月4日より元住吉検車区に所属する2代目5000・5050系0番台の8両1編成に緑の塗装で丸みを帯びた外観でお馴染みの『青ガエル』こと初代5000系を再現する緑色のラッピング電車を運行すると発表しました。
▲元住吉検車区に配置されている2代目5000・5050系電車。現在は5118F・5119F・5121F・5122F・5151F~5154F・5156F~5177Fの8両30編成(0番台:240両)と4101F~4110Fの10両10編成(4000番台:100両)の合計340両が在籍する。このうち5177Fは2014年2月の衝突事故で残念ながら廃車となってしまった5155Fの代替、4110Fは『Shibuya Hikarie』特別仕様車である。

東横線・みなとみらい線内では主に急行各停(ただし通特特急F特急を含む]は10両編成のみのため定期運用はほとんどない)運用される8両固定編成1本が緑色のラッピングを施されるということで、全面的なラッピング施工となるかが注目されます。個人的には新製当初から元住吉検車区に配置されている編成のうちの1編成に施工してほしいと思っていますが、もし田園都市線からの転属車両が当該となったらかなり面白いですね。緑色のラッピングを施される5000・5050系は8両編成ですが運用範囲はかなり広く、土曜休日では12K運用で西武鉄道池袋線の飯能(SI-26)まで運用される場合があります。普段は赤色に桜色の帯が入る同系列が緑色のラッピング車になるということで一般客からも注目を集めそうですね。ちなみに自社の東横線および乗り入れ先の各路線(横浜高速鉄道みなとみらい線・東京地下鉄副都心線・西武鉄道池袋線・東武鉄道東上線)で活躍している同系列は0番台・4000番台が配置されており、0番台は8両固定編成で田園都市線からの転属車両が5118F・5119F・5121F・5122Fの4編成、新製当初から元住吉検車区に配置されている生え抜き車両が5151F~5154F・5156F~5177Fの26編成、4000番台は10両固定編成で4101F~4110Fの10編成が配置されています。なお新製当初から元住吉検車区所属の5155Fも配置されていましたが、2014年2月に元住吉(TY-12)での大雪の影響による衝突事故(当該車両がその5155Fと横浜高速鉄道Y500系Y516F)により、元町・中華街(MM06)寄りの2両(クハ5855・デハ5755)が大破したため、損傷の少ない6両とともに残念ながら、約13年と短命で東横線向けの同系列で初の廃車解体処分となりました。そのため5号車に連結されていたぞろ目の『5555』という車番をみることはできなくなっています。