8月26日は東京都品川区の東日本旅客鉄道東京総合車両センターで行われた『東京総合車両センター夏休みフェア2017』に参加してまいりましたのでご報告いたします。私は朝方に神奈川県茅ヶ崎市内で用事があったのでそれを先に済ませてから向かいます。
茅ヶ崎からE231系1000番台宮ヤマU533編成の1854E列車(土曜休日25運用)で移動し川崎(JT-04, JK-16, JN-01)で乗り継ぎ、E233系1000番台宮サイ136編成の1020C列車(土曜休日21C運用)で大井町(JK-19)へ。
大井町では駅名標に駅ナンバリングが施されていたほか、ホームドアの設置準備工事がなされていました。駅からは長い行列のなかを進んだため東京総合車両センターに入場できたのは11時半過ぎでした。
会場の入口付近で目につく209系900番台クハ209-901(表記上はクハ901-1)を拝んでから先を進みます。
今回入場していた車両は以下の通りでした。
E231系0番台八ミツB42編成(クハE231-42以下10両)
E231系500番台東トウ510編成→八ミツA510編成(クハE231-510以下10両、サハE231-4610を除く)
E231系500番台東トウ513編成→八ミツA513編成(クハE231-513以下10両、サハE231-4613を除く)
E233系0番台八トタT21編成(クハE233-21以下10両)
E233系2000番台東マト6編成(クハE233-2006以下10両)
E233系2000番台東マト17編成(クハE233-2017以下10両)
E233系7000番台宮ハエ121編成(クハE233-7021以下10両)
まずは入場中の車両。いずれもE231系ですが、手前のカナリアイエローの車両が0番台八ミツB42編成の8号車の『モハE231-84』(この時点では制御装置の未撤去を確認)、奥のウグイスの車両が500番台元東トウ513編成の1号車のクハE230-513(改造後は10号車になる予定)です。このうち元東トウ513編成は前面帯および側面帯がウグイスからカナリアイエローに変更される前からすでに新しい編成番号としてインレタ表記で『A513』と書かれていることを確認しました。
こちらも八ミツB42編成と元東トウ513編成の中間車になりますが、手前はもうすぐ消滅するものとみられる6扉車の『サハE230-42』。
車体上げ下げ実演に使用されていたE233系2000番台東マト17編成。取手(JL-32)寄り先頭車の10号車の『クハE233-2017』が使用されました。ちょうど空中に浮かんだ姿を捉えました。スカートのない姿はこのイベントならではで新鮮ですね。
続いてはこちら。登場当初からまとっていたウグイスからカナリアイエロ―の帯を巻いた元東トウ510編成改め八ミツA510編成の姿がありました。すでにインレタ表記があり編成番号札がかけられているほか、制御装置の交換を確認しました(500番台については転用の際に機器更新も実施)。
その隣にはE233系0番台八トタT21編成がおり、高尾(JC-24)寄り4両が車掌体験に使用されていました。ちなみに前面部・側面部のフルカラーLED表示器はまさかの『特別快速 松本』で列車番号表示器には『9081M』と表示されています。八ミツA510編成が中央・総武線で営業運転を開始しても八トタT21編成とともにこの両者が定期的に並ぶことはありそうです。
カナリアイエロ―のE231系500番台もだいぶ増えてきました。現在では八ミツA503編成、八ミツA507編成、八ミツA508編成、八ミツA509編成、八ミツA520編成、八ミツA540編成が三鷹車両センターに在籍しており、八ミツA510編成、八ミツA513編成の出場で7編成目・8編成目となります。
E233系0番台は八トタT21編成が入場していました。E233系3000番台のように水色で『特別快速』を表示するとは・・・。
こちらは八ミツA510編成の中間車のサハE231-610+モハE231-529+モハE230-529。山手線時代は7号車だった車両は中央・総武線では弱冷房車の4号車になります。
これらの車両、実はすべて東マト17編成です。『クハE233-2017』が車体上げ下げ実演に使われていたため、それ以外の車両(1号車の『クハE232-2017』はここには写っていません)が別々に留置されています。これはこれで面白いですね。
そして今回の展示車両は以下の通りでした。
EF65形1115号機
EF81形81号機(お召機のローズピンク)
クモハ12形クモハ12052
143系クモヤ143-8
まずは田端運転所所属のEF65形1115号機。『出雲』のヘッドマークを取り付けて展示されました。
こちらは田端運転所所属のEF81形81号機。2014年8月にこの塗装になって出場し、最近になって秋田総合車両センターに検査入場していましたが、ローズピンクのまま出場したので今後もこの姿で見ることができます。意外にもこのローズピンクの81号機は初めて撮影しました。なんと前面部に日章旗と金色の『JR』のマークが確認できます。
EF65形1115号機とEF81形81号機は今後も活躍が期待されます。EF81形81号機はローズピンクを保っていますので今後も撮影時の楽しみとなりそうです。同機は初日の『カシオペアクルーズ』にも使用されたことがあります。
こちらはクモハ12形で鶴見線で使用されていたクモハ12052が展示されました。しかし行先表示をよく見ると南武線の『稲城長沼(JN-18)』。ちなみに現在の稲城長沼行きはE233系8000番台・8500番台を使用して朝晩にのみ運転されます。
こちらは事業用車として職員輸送列車にも使われていた143系のクモヤ143-8が展示されました。現在ではその需要がなくなって廃車が進行し、クモヤ143-8、クモヤ143-9、クモヤ143-11のみが在籍しています。列車番号表示がクモヤ143-8にちなんで『回1438』に・・・。
クモハ12形のうち保存されているのはこのクモハ12052のみなので貴重ですね。なお全景は混雑と暑さから回避させていただきましたことをご了承ください。
先ほど車体上げ下げ実演に使われた東マト17編成のクハE233-2017を単体で。見慣れているのはスカートのある姿なので、これも東京総合車両センターの一般公開ならではですね。
こちらは八ミツB42編成の中間車です。まだまだ活躍が期待できそうですが、元八ミツB5編成と元八ミツB22編成が武蔵野線に転属することとなっているため、八ミツB42編成の転用先が注目されます。
この先頭車はクハE231-42。千葉(JB-39)寄りの車両です。
E233系2000番台は東マト17編成のほかに東マト6編成が入場していました。
この先頭車はクハE230-42で乗務員室での記念撮影に使用されていました。表示は『中央線』と『中央特快 豊田(JC-21)』、列車番号は『777E』となっていました。
最後は試乗会の車両。E217系横クラY-106編成(クハE217-2006以下4両)が使用されました。前面部はなんと『試運転』表示でした。
昼過ぎになって怪しい曇り空になってきたので私は約1時間20分ほどで会場を離れました。E233系1000番台宮サイ166編成の1204C列車(土曜休日05C運用)で移動し、品川(JY-25, JK-20)で山手線に乗り継ぎました。
E235系東トウ04編成。1370G列車(土曜休日70G運用)。量産車で11両全車が新製車両となっている東トウ04編成を目撃。
E235系東トウ06編成。1213G列車(土曜休日13G運用)。なんと東トウ06編成に出会いました。この編成の配給輸送を高田馬場(JY-15)で狙ったものの、E231系500番台に被られてあえなく失敗した苦い思い出があります。量産先行車とは異なる点がいくつかあり、制御装置が三菱SiC素子VVVFインバータ装置に統一されているほか、荷物棚の高さと手すりの質感を変更したほか、優先席の床色を赤色から濃い赤色に変更されています。今回はこれに乗って新宿(JY-17)まで移動しました。
本日はこのようなイベントを開催してくださった東日本旅客鉄道に感謝申し上げます。