東日本旅客鉄道山手線向けE235系東トウ05編成が11両フル編成で配給輸送される
2017年6月9日、東日本旅客鉄道山手線向けE235系東トウ05編成が総合車両製作所新津事業所を新製出場し、所属先の東京総合車両センターまで配給輸送されました。
▲すべて新製車両の11両フル編成の配給輸送は2編成目。山手線向けのE235系はこれで5編成55両の在籍となった。現行車両のE231系500番台と後継車両のE235系の世代交代が進められている。
▲山手線から撤退したE231系500番台東トウ507編成・東トウ508編成。中央・総武線向け車両が所属する三鷹車両センターへの転属と同時に機器更新工事が施工されるのだろうか。
この編成は前回の東トウ04編成(クハE235-4以下11両)と同じく11両すべてが新製車両で編成の10号車に『サハE235形500番台』となる『サハE235-502』が連結されています。そのため11号車側からクハE235-5+サハE235-502+モハE235-13+モハE234-13+サハE234-5+モハE235-14+モハE234-14+サハE235-5+モハE235-15+モハE234-15+クハE234-5と組成されています。この2編成分の10号車を新製した背景としてE231系500番台(東トウ)の10号車に連結されている『サハE231形4600番台』の改造工事の期間を確保するため、10号車のサハE235形のうち、2編成分の付随車を500番台(ハイフン以下501・502)として新製したものと思われます。2017年6月11日現在でE231系500番台のうち、元東トウ507編成(クハE231-507以下11両、うち10両は『八ミツA507編成』となる予定)と元東トウ508編成(クハE231-508以下11両、うち10両は『八ミツA508編成』となる予定)が山手線での運用を離脱して東京総合車両センターに入場し、両編成の10号車に連結されていた『サハE231-4607』・『サハE231-4608』を『サハE235-4607』・『サハE235-4608』に改造編入する(E235系東トウ06編成・東トウ07編成の10号車と思われる)ための工事とそれ以外の車両の中央・総武線への転用工事(場合によっては八ミツA503編成と同様に機器更新工事も施工か)が進められているようです。
余談ですが、2018年春からE235系の全車両に車内防犯カメラを設置すると発表しました。最近では痴漢などによる冤罪被害などがニュースやメディアで取り上げられており、それを防ぐ目的があるものと思われます。新製投入される全50編成(550両)で1両に4ヶ所ずつ(11両で44ヶ所)、車内LCD旅客案内表示器の右部分(非常用ドアコックの上部)を千鳥配置で設置されます。2018年春以降から導入される編成には新製当初から監視カメラを設置する可能性がありそうですね。