2017年5月30日、東日本旅客鉄道東海道線・宇都宮線・高崎線・上野東京ライン・湘南新宿ライン向けのE233系3000番台付属編成の横コツE-74編成が総合車両製作所横浜事業所を新製出場し、所属先となる国府津車両センターまで試運転を兼ねて回送されました。
▲国府津車両センターに生え抜きのE233系3000番台付属5両編成が増備されるのは18日に出場した横コツE-73編成(クハE233-3538以下5両)以来となる。これで国府津車両センター向けに付属5両編成2本の10両が増備された。
今回出場した横コツE-74編成は黒磯・前橋寄りからクハE233-3539+サハE233-3039+モハE233-3639+モハE232-3639+クハE232-3539と組成されており、仕様は18日に落成した横コツE-73編成と同じと思われます(LED照明の採用など)。国府津車両センター配置のE231系1000番台・E233系3000番台の付属編成と共通運用になるものと思われます(ただし代走で小山車両センター所属の両系列の付属編成の運用に入ることがある)。この付属編成の増備の背景には小山車両センター所属のE231系1000番台初期編成の機器更新工事が終盤に突入することにより、この先は国府津車両センター向け同系列にも施工される可能性が考えられ、その予備車両確保の可能性があるのではないかと思われます。
付属5両編成の横コツE-74編成が増備されたことにより、E233系3000番台は国府津車両センターに10両17編成と5両21編成の合計275両(横コツE-01編成~横コツE-17編成[元高タカL01編成]、横コツE-51編成~横コツE-67編成[元高タカD01編成]、横コツE-71編成~横コツE-74編成)、小山車両センターに10両16編成と5両18編成の合計250両(宮ヤマU618編成[元高タカL02編成]~宮ヤマU633編成[元高タカL17編成]、宮ヤマU218編成[元高タカD02編成]~宮ヤマU235編成、ただしほとんどが高崎車両センターからの転属)の陣容となり、在籍両数は全部で525両となり、基本編成の33編成に対し付属編成は39編成となります。
【近郊型タイプE233系3000番台の在籍状況 ※2017年5月31日更新】
<国府津車両センター>
基本10両17編成・・・横コツE-01編成~横コツE-17編成
付属5両20編成・・・横コツE-51編成~横コツE-67編成・横コツE-71編成~横コツE-74編成
※横コツE-01編成・横コツE-02編成の6号車は車内トイレなし。
※横コツE-17編成・横コツE-67編成は高崎車両センターから転属。
<小山車両センター>
基本10両16編成・・・宮ヤマU618編成~宮ヤマU633編成
付属5両18編成・・・宮ヤマU218編成~宮ヤマU235編成
※付属編成の宮ヤマU233編成~宮ヤマU235編成を除き高崎車両センターから転属。