2025年12月5日終電後、小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001Fが2023年12月の完全引退から約2年間留置されていた喜多見検車区から、大野総合車両所へ自走回送されました。同形式の自走シーンは2023年12月以来約2年ぶりとなりますが、この自走回送自体は50001Fにとっては廃車解体処分を兼ねた最後の自走となる可能性が高いです。.JPG)
2022年3月に定期営業運転を終了し、2023年12月に特別団体専用列車を含むすべての運用が終了したあと、50001F・50002Fともに喜多見検車区に留置されていましたので、小田原線を自走するのはラストランイベントで成城学園前(OH14)まで走行(喜多見検車区に入庫)して以来で約2年ぶりとなります。なお引退時の装飾はそのまま撤去されずに残されていました。大野総合車両所構内では廃車解体処分される予定の車両(8000形など)が最期を迎える89番構内留置線に留置され、深夜の撮影会はそのまま行われました。6日・7日には日中時間帯にも撮影会が行われました(これらは抽選販売)。50001Fにとっては最後の編成姿での撮影会になる可能性が高く、そのあと来年3月のロマンスカーミュージアム納車に向けた動きが見込まれるため、8日以降は車両の解体作業が進められていくものと思われます。
小田急電鉄のロマンスカー車両では最後の連接台車を搭載しておりましたので、デハ50001以外の車両を解体するのに何両ずつ分けて陸送していくのかや、50002Fの廃車解体処分をどう進めていくのかも含めて動きが注目されます。