2025年12月21日

【暖色から寒色に?】東日本旅客鉄道253系1000番台のエクステリアデザインを変更へ

2025年12月19日、東日本旅客鉄道が2006年3月に東武鉄道(日光線・鬼怒川線)との相互直通運転を開始して2026年3月で20周年となることを記念して、特急『日光』『きぬがわ』で使用されている大宮総合車両センター東大宮センターに所属する253系1000番台の外観デザインを変更することを発表しました。
▲特急『日光』・『きぬがわ』で運用されている253系1000番台(都オオOM-N01編成都オオOM-N02編成)。赤色貴重の塗装から青色基調の塗装に変更されることとなった。1編成目は2026年6月に、2編成目は同年秋頃の運転を予定している。

253系1000番台はもともと2002年の輸送力増強で鎌倉車両センターに配属されていた同系列200番台を改造し、制御装置の東洋電機製IGBT素子VVVFインバータ制御への変更やトイレ位置の均等化で組成変更を実施し、栃木県日光市の名所である神橋と二社一寺(日光の社寺)をイメージした赤色・朱色と、ニッコウキスゲと紅葉をイメージした黄色の帯で日光を表現しています。この塗装を日光東照宮の東西透塀へ印象的に用いられる青色(群青色)を基本に、ニッコウキスゲと二社一寺の社殿などに見られる煌びやかな金をイメージした黄色の帯を配しています。黄色の帯は途中で2本に分かれて側面窓の上部・下部へと続くデザインとなっていますが、これは下今市(TN-23)から分岐する日光線方面の特急『日光』の東武日光(TN-25)行きと鬼怒川線方面の特急『きぬがわ』の鬼怒川温泉(TN-56)行きを象徴したものとなっています。

赤色基調から青色基調に変更される253系1000番台、ちょっと気になりますねぇ。