2025年12月3日

【年内復帰確実】小田急電鉄3000形3274F(日本車両製造6次車・6両固定編成)、検査出場でまもなく運用復帰へ

2025年6月11日から小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事と重要部検査施工のために入場していた3000形3274F(日本車両製造6次車・6両固定編成)が同年12月1日に出場、1日と2日に小田原線内で試運転を実施しました。まもなく運用復帰するものと思われます。
▲3000形6次車で初のリニューアル更新工事を施工された3274F。この編成が出場する前に3273Fが来年度分扱いかは不明だがすでにリニューアル更新工事施工のため入場しており、2025年度施工分は3270F3274Fの2編成が揃った。
▲2025年度施工分の3000形3270F。毎年度最初に施工される編成は旅客用扉の交換が定番となっているが、3274Fは2編成目の施工となっているため交換は省略されている。

3000形6両固定編成のリニューアル更新工事は6次車に及び、11編成目となりました。3次車から5次車まではすべての編成への施工が完了し、残るは6次車の3275F、7次車の3276F3277Fとなっています。このうち3色LED式を維持しているのは3275Fだけであり、同編成がリニューアル更新工事を施工されると、6両固定編成から種別行先案内表示器の3色LED式が完全消滅することになります。来年度は3273Fは確実で、旅客用扉の交換が実施されることになりますが、この次は検査期限などを考えると7次車のどれかになるのでしょう。ちなみに1000形1057Fと連結しているのは3000形3276Fですから、1000形との解放のタイミングや、入場時期が注目されることになりそうです。また3000形の8両固定編成では4次車以降で種別行先案内表示器の更新が進められており、確認できた時点では3654F3656Fで種別行先案内表示器がフルカラーLED式に換装されました。そうなると8両固定編成から10次車を組み込み10両固定編成に改造された編成で3色LED式と混在する3083F以降の編成への施工が期待されています。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2025年12月2日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》3編成(18両)
3269F3272F3272F
《2025年度》2編成(12両)
3270F3274F
《現在入場中》1編成(  6両) ※3273Fは検査入場中
3273F
《現在未施工》3編成(18両)
3275F3276F3277F