2025年5月31日に就役した西武鉄道の『サステナ車両』、8000系(元小田急電鉄8000形8261F)が同年10月15日、グッドデザイン賞を受賞したと発表しました。西武鉄道保有の車両でのグッドデザイン賞は001系“Laview(ラビュー)”以来、約6年ぶりのこととなります。.JPG)
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▲西武鉄道国分寺線のニューフェイスである8000系(8103F)が『グッドデザイン賞』を受賞。種車の登場から約40年の新型車両だが、元小田急電鉄8000形6両固定編成と今年度から譲渡される東急電鉄9000系の4両固定編成を譲受し、新製車両(40000系)とともにで2030年度までに保有全車両のVVVFインバータ化を目指す。%20at%20Tamagawa-josui%20Train%20Base).JPG)
▲就役前には玉川上水車両基地で小田急電鉄と西武鉄道がコラボレーションしたツアーにて撮影会が実施された。8000系は現時点で8103Fのみであるが、今後も譲渡が期待される。
西武鉄道8000系(8103F)は小田急電鉄8000形(元8261F)を2024年5月に譲受し、譲渡前の姿の雰囲気を残しつつ、国分寺線などに適した車両改造を丁寧に行った、同路線で初のVVVFインバータ制御車両(種車時代の2006年度に改造済み)であり、新規車両の製造と比べ、環境負荷を大幅に抑えることに貢献しました。コーポレートカラーを用いた市松模様は整備担当社員からの案であり、同系列にかける意気込みを感じられる車両となっています。小田急電鉄と西武鉄道は各路線自体が相互に繋がっておらず乗り入れがありませんが、大手私鉄同士で譲渡車両整備に関するノウハウの伝授により、双方の鉄道会社の結びつきが強まり、企業グループの枠組みを超えて連携がなされたことも含めて評価されたようです。ちなみにこの車両自体は1985年に旧東急車輛製造より登場していますので、製造からほぼ40年ということになります。小田急電鉄時代は2024年まで約39年間活躍しました。