2025年10月3日

【最古参もあと3年ほど…】小田急箱根鉄道モハ1形・モハ2形が2028年1月に営業運転終了・引退を正式発表

2025年10月1日、小田急箱根鉄道が1919年の開業当初(チキ1形の時代)から箱根湯本(OH51)~強羅(OH57)間で運用されている最古参形式のモハ1形・モハ2形(モハ104号車モハ106号車モハ108号車)の営業運転を2028年1月に終了し、引退することを正式に発表しました。
▲上大平台信号場ですれ違う箱根登山鉄道の最古参、モハ1形・モハ2形(写真手前がモハ2形のモハ108号車、残る2両がモハ1形のモハ104号車+モハ106号車である。1919年に別形式として就役し、1950年に現在の形式となった。2028年1月の引退ということで累計109年の歴史に幕を下ろすことになりそう。ぜひとも有終の美を飾ってほしい。

モハ1形とモハ2形は1919年の開業時は『チキ1形』として登場しており、1950年に鋼製車体となったときに現在の形式名を名乗るようになりましたが、いくつもの時代編成を経て現在でも1世紀以上にわたって活躍を続けている日本現役最古の鉄道車両となっているそうです。モハ1形はモハ104号車+モハ106号車の2両固定編成、モハ2形はモハ108号車の1両のみ残存しています。この3両に代わる新型車両の導入が計画されていますが、それが最新型形式の3000形“ALLEGRA”の増備となるのかは不明です。開業当時から形式変更を経て小田急箱根鉄道の顔としてお馴染みであったモハ1形・モハ2形が箱根の山を登り下りする雄姿をぜひとも焼き付けておくようにしましょう。