2025年10月5日深夜、東急電鉄田園都市線梶が谷(DT-11)付近で、土曜休日19K運用の充当を終えて回送されていた5000系5101Fと、土曜休日04K運用で運用されていた2020系2135Fが衝突して脱線する事故が発生、田園都市線は長時間運転を見合わせました。
▲土曜休日19K運用で運用を終えたあと回送となり入庫予定だった5000系5101Fに渋谷(DT-01,Z-01)行き各駅停車で運用中の2020系2135Fが衝突する形で脱線、5000系5101Fのスカートが変形した。
この影響から事故発生時間から6日はほぼ終日渋谷~鷺沼(DT-14)間(大井町線は二子玉川(OM-15)~溝の口(OM-16)間)の上下線で運転を見合わせており、運転が再開されたのは24時00分頃となりました。まずは脱線事故車両の回送が必要であったことから、梶が谷に併設の電留線を使った可能性があります。このため大井町線では久しぶりにほぼ全列車が二子玉川発着で運転されたほか(6020系5両固定編成登場後ではおそらく初の可能性)、東京地下鉄半蔵門線も渋谷折り返しとなったため、東武鉄道スカイツリーラインからの列車は渋谷発着となったほか、他路線では東日本旅客鉄道南武線を中心に救済列車(主に武蔵中原(JN-08)発着の列車)が運転されたようです。
事故当該となった2編成のうち5000系は外観デザインのリニューアルを発表しているだけに状態が心配されます。2020系2135Fも車体損傷がありますので、しばらく修理のため運用離脱となりそうです。