2025年10月12日

【N36編成以外は初?】東日本旅客鉄道E233系8000番台に種別・路線名が英語表記対応のROM更新車登場か

2025年3月15日のダイヤ改正でワンマン運転を開始した東日本旅客鉄道南武線ですが、同線川崎(JN-01)~立川(JN-26)間で使用されるE233系8000番台では前面部・側面部のフルカラーLED式の種別行先案内表示器に種別(E131系と異なり『ワンマン』なし)および路線名(英語は非対応)・行先が表示されますが、10月11日ころより、鎌倉車両センター中原支所に留置中の同系列に新たに種別と路線表記が英語対応の編成が登場しました
▲2025年3月のダイヤ改正からワンマン運転を開始した南武線(川崎~立川間)では全ての列車がE233系8000番台で運転されている(写真は都ナハN1編成都ナハN4編成)。なお各駅停車と快速の2種類が運転されているが『ワンマン』表記はなく、登場当時からの種別行先・路線を表示するスタイルのため、前面部の種別表示・路線名表記は英語非対応のままであった。
▲運用を離脱しているE233系8000・8500番台都ナハN36編成では転入時から運用離脱まで、前面部の種別表示・路線表示は英語対応となっていたが、純粋なE233系8000番台でもついに8500番台都ナハN36編成と同じ前面部の種別表示・路線表示が英語表記対応となった編成が登場している。この表示は順次他編成にも普及していくのだろうか。

今回都ナハN33編成で確認されたROM更新は前面部の愛称表示が日本語と英語表記になり、路線名に“Nambu Line”表記が追加されました。ただし『ワンマン』表示は非対応のままで、それを追加してしまうと文字が小さくなり見にくくなってしまう(『ワンマン快速』『ワンマン各駅停車』表示となる)のを防ぐため、あえて『ワンマン』の追加を見送った可能性があるものと思われます。E233系では2000番台で常磐緩行線内完結列車での運転に限り、3000番台で東海道線・宇都宮線・高崎線・両毛線完結列車での運転に限りですが、前面部は路線名表記に英語が追加されています。ただし3000番台は種別の英語表示には未対応となっています。1000番台・5000番台・6000番台・7000番台は以前の8000番台とほぼ同様・類似した表示となっていましたので、今回の8000番台のROM更新における前面部の種別表示の英語対応、路線表記の英語対応が他編成(8000番台)や他の区分番台に普及するのか注目されます。