2025年10月31日

【スカートに違和感?】東急電鉄9000系9005Fの4両(西武鉄道7000系)が転用改造工事を一旦終了、甲種輸送準備へ

2025年10月30日、西武鉄道7000系として譲渡が予定されている東急電鉄9000系9005Fの4両が長津田車両工場(東急テクノシステム)で改造工事を一旦終えて出場、7500系“TOQ i”に牽引されて長津田検車区に回送されました。小手指車両基地への甲種輸送が実施されるまで待機するものと思われます。なおこの時点で帯は撤去されておらず、大井町線仕様のままです。
▲西武鉄道譲渡が決まり、7000系となった元9000系9005Fの4両。外観上は制御装置の更新や半自動ドアスイッチの設置、スカートの変更が確認できるが、市松模様のデザインは西武鉄道に到着後に実施されることになりそう。種車はクハ9005・デハ9205・デハ9605・クハ9105の4両である。

元9000系9005Fは廃車となったデハ9405を除いた4両に制御装置の更新、車内保温が可能な半自動ドアスイッチの設置、ワンマン運転に対応するための側面部安全確認カメラの設置、前面部の大型スカートの設置が確認されています。連結器自体はまだ交換されていませんが、いずれは2編成連結を想定した電気連結器への交換が予想されます。なお市松模様のデザインは施工されていませんので、西武鉄道到着後に施工となるのかもしれません。東急電鉄大井町線で運用されていた9000系では最初に運用を離脱しましたが、改造工事はにかなり時間を要した印象があります。西武鉄道7000系は2026年度の投入が予定されており、今後甲種輸送や転用改造、試運転に向けて準備が進められる見込みです。