2025年10月26日、西武鉄道8000系8103F(元小田急電鉄8000形8261F)を使用した『サステナ車両でいく!よこぜ車両基地』ツアーに伴う団体専用列車が運転され、往路は新所沢(SS-24)→所沢(SS-22,SI-17)→飯能(SI-26)→横瀬(SI-35)→西武秩父(SI-36)間、復路は西武秩父→横瀬→飯能→所沢→本川越(SS-29)間で運転されました。.JPG)
▲西武鉄道8000系8103Fがツアー参加客を乗せた状態で西武秩父線を走るのは今回が初めてのこととなった。もともと武蔵丘車両検修場出場時(改造前の姿では入場時)に走行しているほか、その前にも入線確認のためか、吾野(SI-31)までは走行している。%20at%20Tamagawa-josui%20Train%20Base).JPG)
%20at%20Tamagawa-josui%20Train%20Base).JPG)
▲8000系8103Fはすでに試運転や団体専用列車で新宿線・拝島線(運用路線)・国分寺線(運用路線)のほか、多摩湖線・西武園線・池袋線・狭山線・西武秩父線の走行も果たしていることから、山口線・西武多摩川線以外の路線をほぼ制覇している。
西武鉄道8000系8103Fはグッドデザイン賞に選定されており、登場から40年を迎えた小田急電鉄からの譲渡車両で、転用改造工事実施前(小田急電鉄時代)と工事実施後(現在)の姿で西武秩父線自体の走行はあるものの、乗客を乗せての走行は今回が初めての光景と思われます。所沢で新宿線と池袋線の渡り線を通過することから、進行方向は飯能で変わるのみで、往路は新宿線内・池袋線内はクハ8103が先頭で、飯能以降はクハ8003が先頭に、復路は飯能までクハ8103が先頭で、池袋線内・新宿線内はクハ8003が先頭となっています。これは南入曽車両基地を入出庫する際にクハ8103が西武新宿(SS-01)寄り・飯能寄りになることを基本としているためと思われます(通常は玉川上水車両基地を入出庫するため、送り込み回送経路の都合で国分寺線内は新宿線内・拝島線内とは編成の向きが逆になる)。
西武秩父線には4000系のほか、『ちちぶ』(と延長運転の『むさし』)のみ001系“Laview”や、土曜休日限定で40000系(転換クロスシート車両)の“S-TRAIN”のほか、武蔵丘車両基地入出庫を兼ねて東京地下鉄・東急電鉄の電車が乗り入れています。4000系は東急電鉄9000系の譲受車両に置き換えられますから、小田急電鉄8000形の譲受とともにVVVFインバータ制御車両への置き換えが進みそうです。