2025年10月20日

【乗車前に計画を!】東日本旅客鉄道が冬(2025年12月~2026年2月)の臨時列車および終夜運転の概要を発表

2025年10月17日、東日本旅客鉄道が2025年12月から2026年2月までの冬の臨時列車の概要を発表しました。このなかで注目すべき臨時列車を抜粋して紹介します。新幹線特急券・在来線の特急券は運転日の1ヶ月前の10時から発売されますので、事前に計画を立ててみどりの窓口設置駅や指定席券売機設置駅での乗車券・特急券の確保をお勧めします。指定席券売機では画面の表示内容が更新されているため、あらかじめホームページで操作方法を確認しておき、購入当日までに慣れておくようにしましょう。
▲新幹線では東北新幹線・秋田新幹線・山形新幹線の増発や上越新幹線のガーラ湯沢発着の設定や延長運転、北陸新幹線の増発が予定されている。詳細はホームページで確認しよう。臨時列車では『とき』を含めて全車指定席となることがあるので注意だ。指定席券売機での購入の際には乗車日時、乗車区間(乗車駅、下車駅)、指定する列車の設定が必要になる。
▲特急『鎌倉』のほか、勝田全国マラソンの輸送で特急『ときわ』などに充当されるE653系1000番台。国鉄特急色の都カツK70編成と水色の都カツK71編成の2編成が使用されるが、『ときわ』では2編成とも使用される日程があり、使用列車の一部が変更になっている。
▲臨時特急列車に使用予定のE257系5000番台・5500番台。同系列5000番台は特急『あずさ』や『新宿さざなみ』(2026年1月25日復路のみ)が中心で、年始は成田山(新勝寺)初詣の列車に充当される。なお5500番台では特急『草津・四万』のほか、特急『富士回遊』、『水上』などに充当される。なお特急『水上』はE653系1000番台から変更となっている
▲臨時特急列車に使用予定のE257系500番台。500番台は『新宿さざなみ』『新宿わかしお』など房総地区の特急列車に充当される。なお夏の最繁忙期には255系都マリBe-03編成も充当されていたが、今冬の255系の充当はないので要注意だ。予備の車両の関係もあるが、せめて最繁忙期にE257系500番台を2編成繋げて10両で運転することは考えなかったのだろうか。
▲今冬は臨時特急『アルプス』の運転が1本あり、予備のあるE257系2000番台が充当されるものと思われる。また2500番台は単独で特急『草津・四万』に5500番台の代走(補填)で使用されることがある。なお特急『湘南国際マラソン』や、特急『下田水仙まつり号』『みなみの桜河津桜大宮号』には5000番台も充当されるものと思われる。

首都圏エリア(在来線)の冬の臨時列車は在来線については、波動輸送向けに配属されているE257系5000番台・5500番台(都オオ)、E653系1000番台の都カツK70編成都カツK71編成を使用する列車が多く設定されていますが、各々の定期特急列車に使用されている系列で運転される列車も多いです。このなかで私が気になった臨時列車を抜粋します。

E653系1000番台都カツK70編成都カツK71編成を使用する臨時特急列車は特急『鎌倉』のほかに特急『常磐鎌倉号』、特急『鎌倉満喫川越』、特急『水戸偕楽園高尾号』・『水戸偕楽園君津号』、特急『草津・四万』(61号(草1141←上0905)と62号(草1205→上1434)のみ)、勝田全国マラソンの参加者輸送を兼ねた特急『ときわ31号』(勝1633←上1507)、年始の特急『ときわ44号』(勝1527→上1657)、新年の特急『開運成田山初詣栃木号』(宇都宮線宇都宮発着)・『開運成田山初詣群馬号』(両毛線前橋発着)となります。これらの列車の1号車はグリーン車指定席となります。

E257系を使用する臨時特急列車は9両固定編成が中央本線特急『あずさ』のほか、東海道線の臨時特急『湘南国際マラソン』(往路は1号・3号、復路は2号・4号)などに使用され、元日の2025年1月1日は特急『犬吠初日の出』(1号は高尾(JC-24)始発銚子行き・3号は大宮(JU-07)始発銚子行き)、特急『下田水仙まつり』・『みなみの桜河津桜大宮号』にも充当される予定です。なお同系列2000番台は特急『踊り子』のほか、『アルプス』や『あずさ』、特急『湘南国際マラソン』に充当されるものと予想されます(後者は5000番台の場合あり)。一方の5両固定編成は千葉県方面の特急列車が500番台または5500番台での運転、特急『草津・四万』は5500番台または代走で2500番台での運転、それ以外の臨時特急列車は5500番台の充当となります。5編成(25両)しかいない5500番台と予備のある2500番台の4編成(20両)をうまく活用する必要がありそうです。

臨時特急列車では全車指定席でも特急券の確認(車内改札)を実施する場合がありますので、それまでは乗車券・特急券を紛失しないようご注意ください(臨時特急列車に使用されるE257系5000番台・5500番台・E653系1000番台など座席上部に座席発売状況ランプが設置されていない車両がある。E257系2000番台・2500番台、E353系、E657系には設置されているが臨時特急列車では使用されないことがある)。

ところで、首都圏の一部路線では大晦日から元日にかけて初詣客の輸送のために終夜運転を実施している路線がありますが、2025年大晦日から2026年元日も行われます。山手線では25時から翌朝5時までに約10~25分間隔、京浜東北・根岸線では25時から翌朝4時までに桜木町(JK-11)~大宮(JK-47)間で約15分間隔~約70分間隔、中央・総武線では全線で24時20分から4時40分までに約15分間隔~約120分間隔、中央線(快速)では24時50分から翌朝4時30分までに三鷹(JC-12,JB-01)~高尾間で約40分間隔~約120分間隔、横須賀線では25時から翌朝5時までに逗子(JO-06)~横浜(JO-13)間で約80分間隔、青梅線では立川(JC-19)~御嶽(JC-69)間で1.5往復、御嶽発拝島(JC-55)行きの1本で臨時快速列車の設定があるほか、成田線では東千葉(JO-29)通過で千葉(JO-28)~成田(JO-35)間で臨時列車が2往復設定されるようです。