2024年7月31日

【数減らすも活躍続く】京王電鉄7000系の就役40周年ヘッドマークを7807F+7702Fと7805F+7701Fに掲出

2024年7月27日より、京王電鉄7000系が就役40周年を迎えることから、一部編成に就役40周年のヘッドマークを掲出して運用されています。ヘッドマークは7701F7702F(6両固定編成)と7805F7807F(4両固定編成)に掲出されています。
▲就役40周年を迎える京王電鉄7000系。この系列が走行する京王本線・相模原線と競合する小田急電鉄8000形とほぼ変わらない。8000形は鋼製車体だが、7000系はステンレス車体でビードプレス車体とコルゲート車体が存在する。7000系は廃車が進行中だ。

ヘッドマークのデザインは2種類あり、新宿(KO-01)寄りから7805F+7701Fには同系列が入線した時のイメージをしたもの、7807F+7702Fには就役40周年のオリジナルデザインのものとなっており、9月23日まで掲出されるものと思われます。しかし短編成を中心に廃車が進められていることから、いずれは同系列のワンマン運転対応車を含めた動向が気になるところです。10両固定編成は基本的に残る可能性が高いですが(ただしすでに1編成が廃車となっている)、競馬場線や動物園線にはワンマン運転に対応する編成がいますから、どこまで7000系を減らすのかも注目ですね

2024年7月30日

【グリーン車連結に備え】東日本旅客鉄道E233系0番台に10両を示す『10 CARS』のステッカー表示

2024年7月下旬、東日本旅客鉄道豊田車両センター(都トタ)に所属するE233系0番台に10両編成を示す“10 CARS”ステッカーが貼付されています。現時点では一部の編成に確認されていますが、今後拡大するものと思われ、同系列の3号車(モハE232形0番台)と4号車(貫通編成のサハE233形500番台、分割編成のモハE233形800番台)のあいだにグリーン車2両(サロE233形0番台)を組み込むまで掲出されるものと思われます。
▲E233系0番台都トタに“10 CARS”ステッカーの掲出編成が登場。統一デザインと思いきや編成ごとに異なるようである。グリーン車が組み込まれて12両となったときに撤去されるものと思われるが、当面は識別のため貼付されることになりそうだ。
▲E233系0番台で最後に編成単位で製造された都トタT71編成にも掲出されている。現時点で分割可能な編成への掲出はないが、今後そうなる可能性はある。

今年度の事業計画ではE233系0番台(都トタ)に組み込むグリーン車2両(サロE233形0番台・サロE232形0番台)が総合車両製作所横浜事業所で新製されており、現在はサロE233-44+サロE232-44のユニットまで登場しています。豊田車両センターでの車両留置スペースが不足しているため、一部車両は国府津車両センターや幕張車両センターに疎開留置しています。E233系0番台のグリーン車組み込みに関係しているT編成(固定編成)とH編成(分割編成)にはグリーン車組み込み編成と区別するため、一部編成に“10 CARS”のステッカーが掲出のうえで営業運転に投入されています。

現時点で掲出されているのは都トタT36編成都トタT38編成都トタT39編成都トタT71編成のみですが、今後拡大されていきそうです。なおE233系0番台でトイレ未設置なのは都トタT40編成都トタT71編成都トタH49編成ですが、これらの編成に設置することはないのでしょうか。気になりますね。

【TASC試験で】小田急電鉄3000形3654F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)、珍しく江ノ島線を試運転で走行

2024年7月29日、小田急電鉄大野総合車両所に留置されていた3000形3654F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)がTASC関連の試験で江ノ島線内で試運転を実施しました。もともと8両固定編成の江ノ島線入線は非常に珍しく、22日から25日までTASC関連の試験で2000形2051Fが使用され江ノ島線に入線したとあって注目を集めていました。
▲2000形2051Fに続き江ノ島線を走行した3000形3654F。8両固定編成の2形式がTASCの試験で江ノ島線を走行するのは異例である。今後は1000形4両+4両(1067F+1069F)での試験走行があり得るのだろうか…。

TASC試験自体は様々な通勤形電車を用いて行われ、3000形6両固定編成や1000形10両固定編成、廃車が進む8000形などが使用されてきました。7月22日から25日は2000形、今回は3000形の8両固定編成ということで、普段江ノ島線に入線することがない8両固定編成の走行とあって、意外な注目の的となりました。8両固定編成の走行は基本的には小田原線が中心で多摩線は早朝夜間に走行する程度となっており、10両編成のE運用などを8両固定編成が代走しない限り、江ノ島線に入線することは基本的にありません。8両固定編成は17運用17編成で運用する関係で予備がないので、その補填は1000形4両+4両(1057F1067F1069Fのうち2本を用いて組成)となるか、一部運用を予備に多少の余裕がある10両編成が代走することがあります。今週は3000形3654Fが連日江ノ島線を試運転することになりそうでしょうか。

2024年7月29日

【多摩線も走行!】小田急電鉄ロマンスカー“EXEα”30000形使用の営業列車が入らない“謎の線路”ツアー実施される

2024年7月28日、小田急電鉄ロマンスカー“EXEα”30000形を使用した『ロマンスカー・EXEαで巡ります 営業列車が入らない小田急線“謎の線路”』のツアーが行われ、土曜休日N44N64運用相当の30053F+30253Fが使用されました。
▲通常運用で入線しない多摩線のほか、新百合ヶ丘(OH23)8番構内留置線などを巡る『営業列車が入らない小田急線“謎の線路”』ツアーに使用されたロマンスカー“EXEα”30000形30053F+30253F。多摩線入線は久しぶりだ。

運転区間は経堂(OH11)→6番・7番構内留置線→喜多見検車区唐木田出張所→新百合ヶ丘8番構内留置線→喜多見検車区→大野総合車両所→本厚木(OH34)引き上げ線→海老名(OH32)となり、通常運用では入線しない多摩線全線・喜多見検車区唐木田出張所や新百合ヶ丘8番構内留置線に入る光景が見られました。経堂はホーム上に2本、留置線に2本、新百合ヶ丘はホーム上に3本、留置線に1本の通勤形車両の留置(停泊)があり、前者は1番ホーム・4番ホームに10両編成(E19運用→E20運用・E23運用→E24運用)、6番に10両編成(E32運用→E33運用)がそれぞれ(7番は他社車両留置がある可能性)、1番ホーム・3番ホーム・6番ホームには8両編成、7番には6両固定編成(A18運用→A19運用)、8番には10両編成(E66運用→E67運用)がそれぞれ停泊します。本厚木の引き上げ線と経堂の留置線は普段から使用し、前者は早朝などの本厚木発着のロマンスカーに多く、本厚木の引き上げ線は1本しかいないため、状況によっては伊勢原(OH36)まで回送して1番ホームで折り返しする場合もあります。

2024年7月28日

【事前申込が必要】舞浜ディズニーリゾートラインで1組(最大6名まで)1両ずつの貸切乗車を開始

2024年7月27日より、舞浜ディズニーリゾートラインが“Type C”100形など朝方に入庫した編成または予備の編成を使用してリゾート・ゲートウェイ・ステーション発で2周分乗車する貸切乗車が開始され、同日は“Type C”100形141号編成(パープル)が充当されました。
▲舞浜ディズニーリゾートラインで定期運用の合間を縫うダイヤでの貸切乗車がスタート。初日は“Type C”100形が使用された。

リゾートラインは来訪者が多くなる朝方を中心に最大4編成が運用され、1編成は通常予備となります(検査入場中の場合は除く)。日中時間帯は朝方の半数の2編成となり、いったん入庫となる編成もいますので、日中時間帯に運用に入る2編成とはまったく別で貸切のリゾートラインを走らせているものと思われます。この貸切のリゾートラインは9月1日までを予定しており、当面は日中時間帯でも貸切を含めて3編成が走るものと思われます。なお新旧グリーン(新型は『ファンタジースプリングス ライナー』など)はいずれも運転時刻がホームページ上に掲載されていますが、これはフリーきっぷやICカードを含めた普通乗車券だけで乗れる営業列車のみであり、日中時間帯に走らないときは貸切運用に入る場合ももちろんありますので、9月1日までは期間限定ライナーも運転時刻に掲載されていない時間帯でも貸切運用で見られる可能性があります。

【車両不足で早速復帰】小田急電鉄3000形3269F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が営業運転に復帰

2024年7月27日の6807レ(土曜休日A24運用・小0621←厚0533)より、小田急電鉄大野総合車両所でリニューアル更新工事と重要部検査を受けて出場した3000形3269F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が突如運用復帰を果たしました。6両固定編成の車両不足の影響から運用復帰が早まったようです。
▲3000形旧川崎重工業5次車で初のリニューアル車となった3269F。本来は6両固定編成の予備車両があるはずが、車両不足のため早速営業運転に投入された。現在は3271Fが入場中のため、あと1編成が3271F3272Fのどちらか、はたまた6次車以降になるのか。
▲3000形6両固定編成のリニューアル車両は7編成(42両)となっている。3000形6両固定編成の5次車以降も1000形4両固定編成との連結が不可能になっていきそうだ。

大野総合車両所には4000形4062Fがワンマン運転対応工事のため入場中で、さらに8000形の一部編成の検査入場などの関係で3000形6両固定編成の一部編成が8000形4両固定編成と連結して10両編成運用に供出されているため、大野総合車両所の6両固定編成の予備車両が不足しており、早速営業運転に投入された形です。基本的なリニューアル内容はこれまでの施工編成と同様ですが、3269Fの車内防犯カメラは最初に施工された編成の一部照明に搭載されていたアンデス電気株式会社のものではなく八幡電気産業のものとなっており、他編成にも順次拡大しています。ただし東芝ライテック製のLED照明を搭載していた形式(1000形や2000形)ではあえて照明と一体化したものに千鳥配置で交換しており、4000形・5000形を除く通勤形電車の車内防犯カメラは再変更を含めてすべて八幡電気産業のものになるものと思われます。8000形は就役から40年前後を数えており、車体の老朽化が進んでいることもあり、西武鉄道に譲渡された元8261Fを含めて車内防犯カメラは設置されていないようです(元8261Fは改造工事の際に設置される可能性は十分ある)。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年7月25日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》1編成(  6両)
3269F
《現在入場中》1編成(  6両)
3271F
《現在未施工》8編成(48両)
3270F3272F3273F3274F3275F3276F3277F

2024年7月26日

【TWRから羽田へ?】東日本旅客鉄道、羽田空港アクセス線(仮称)臨海部ルートの2031年度開業目標を明らかに

2024年7月24日、東日本旅客鉄道が工事を進めている羽田空港アクセス線(仮称)について、2031年度を目標に臨海部ルート(羽田空港と東京臨海高速鉄道りんかい線の新木場(R-01)を結ぶ区間)の開業を目指すことを明らかにしました。現在では東山手ルート(羽田空港と東京(JT-01,JU-01)以北などを上野東京ライン経由で結ぶ区間)の工事が進められています。
▲羽田空港アクセス線(仮称)の臨海部ルートに使用されるものと思われる東日本旅客鉄道E233系7000番台(写真は都ハエ121編成都ハエ129編成)。同系列は東京臨海高速鉄道りんかい線でも運用されているため、この車両の使用が適切だが、東京臨海高速鉄道に新製投入される71-000形の使用も考えられそうだ。

これは羽田空港アクセス線(仮称)のルートは3つあり、ひとつは現在工事中で使用車両は上野東京ライン・湘南新宿ラインで使用されるE231系1000番台・E233系3000番台をメインとして使用する東京(JT-01,JU-01)方面の東山手ルート、もうひとつは現在工事着工の見通しは立っていないものの、使用車両は未定で大崎(JA-08,JS-17)・新宿(JA-11,JS-20)方面の西山手ルート、そして今回開業目標を明らかにした東京臨海高速鉄道経由で新木場(R-01)を結ぶ臨海部ルートとなっています。なお臨海部ルートは東京臨海高速鉄道りんかい線経由になるものと見込まれており、そこまで直通するとフジテレビの最寄り駅である東京テレポート(R-04)や新木場だけでなく、乗継必須にはなりますが(ただし線路自体は京葉線方面に繋がっている)、葛西臨海公園(JE-06)や東京ディズニーリゾートがある舞浜(JE-07)、またイベントなどでの混雑が見込まれる海浜幕張(JE-14)へのアクセスの向上が期待されています。新宿方面の西山手ルートに限る場合は、現在のE259系(都クラ)を使用して運転されている成田空港へのアクセス列車である特急『成田エクスプレス』だけでなく、羽田空港アクセス線(仮称)の開業が実現すれば、新宿以北・新宿以西から成田・羽田の両空港へのアクセスが期待されます。

2024年7月25日

【5次車で初施工】小田急電鉄3000形3269F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が大野総合車両所を検査出場

2024年2月から小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事と検査の施工のため入場していた3000形3269F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が同年7月24日に出場、小田原線で試運転が行われました。なお旅客用扉は交換済みとなっています。
▲3000形旧川崎重工業5次車で初めてのリニューアル車となった3269F。2024年度最初のリニューアル更新工事のため3265F(日本車両製造3次車)・3267F(旧東急車輛製造4次車)と同様に旅客用扉の交換が実施された。現在は3271Fが入場中のため、同編成にリニューアル更新工事が施工される可能性は十分に考えられる。あと1編成がどうなるか。
▲リニューアル更新工事で入場していた3269Fと現在入場中の3271Fはロイヤルブルー帯を維持していたため、3000形6両固定編成でロイヤルブルー帯を維持しているのは3270Fだけとなっている。1000形4両固定編成と連結して10両編成のE運用に充当されているが、解放された場合は動きに注意だ。
▲3000形6両固定編成は日本車両製造3次車・旧東急車輛製造4次車全編成でリニューアルが完了し、5次車以降に施工中。3269Fではロイヤルブルー帯で入場したため、リニューアル更新工事施工にインペリアルブルー帯となった。

これまでに3000形6両固定編成は3次車・4次車の計6編成36両のリニューアルが実施されてきました。5次車では3269Fが初めての施工となり、通算7編成目(42両)となります。同年度は5次車以降の6両固定編成3本のリニューアルを発表していますので、今回施工の3269Fと入場中の3271Fが可能性として考えられるので、あと1編成分となります。2024年度までには9編成に施工される計算となるので、各年度3編成ずつ(来年度以降も3編成ずつ)で単純計算すると、2026年度までに6両固定編成のリニューアル更新工事と3次車以降の完全固定編成化(1000形4両固定編成との連結は不可能になる)が完了となるでしょうか。同形式6両固定編成でロイヤルブルー帯が残るのは10両運用に充当されている5次車の3270Fだけなので、動向に注意する必要があります。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年7月25日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》1編成(  6両)
3269F
《現在入場中》1編成(  6両)
3271F
《現在未施工》8編成(48両)
3270F3272F3273F3274F3275F3276F3277F

2024年7月24日

【江ノ島線の6両急行】小田急電鉄江ノ島線で片瀬江ノ島(OE16)始発の臨時急行町田(OH27)行きが平日A33運用充当編成で運転

2024年7月23日、小田急電鉄江ノ島線で『マイアミビーチショー“夏”花火』開催に伴う片瀬江ノ島(OE16)始発の臨時急行町田(OH27)行き8150レが運転され、夕方入庫の平日A33運用の充当編成が使用されました。この臨時急行は8月30日にも運転されるものと思われます。
▲今夏も運転された片瀬江ノ島始発の臨時急行。ただし藤沢(OE13)~片瀬江ノ島間では各駅停車として運転し、藤沢で急行に種別変更する形がとられている。7月23日は平日A33運用に充当のリニューアル車両の3000形3263Fが使用された。

『マイアミビーチショー“夏”花火』に伴う臨時急行は平日に運転され、夕方あたりに大野総合車両所に入庫する平日A33運用充当編成を使用し、藤沢(OE13)を跨いで運転される貴重な姿が見られました。ただし今回は片瀬江ノ島から藤沢まで各駅停車(このとき種別行先表示は『各駅停車 町田』)として運転し、藤沢で種別変更して急行運転を行い(種別行先表示は『急行 町田』に変更)、大野総合車両所に入庫する運用にしたものと思われます。なお8月30日以外の開催日は土曜休日となるため、臨時列車の運転があるかどうか…。

2024年7月23日

【珍しい入線光景】小田急電鉄2000形2051F(8両固定編成)がTASC試験で江ノ島線を試運転で自走

2024年7月22日、小田急電鉄2000形2051FがTASC関連の試運転に使用され、通常では入線しない江ノ島線を走行しました。2000形は定期運用で小田原線新宿(OH01)~秦野(OH39)間と多摩線を走行することはありますが、江ノ島線は試運転でも走行することがほとんどないため、同路線を走行すること自体が非常に珍しい光景となっています。
▲本来江ノ島線での運用がない8両固定編成の2000形2051FがTASC試験で珍しく江ノ島線を走行した。同編成は藤沢(OE13)を跨ぎ片瀬江ノ島(OE16)まで姿を現した。

これまでに小田急電鉄では大野総合車両所で予備車両となった1000形、3000形、8000形を使用して江ノ島線でTASC試験を行っていますが、1000形は10両固定編成、それ以外は6両固定編成単独と10両で行われており、藤沢を跨いで片瀬江ノ島に入線することがあります。今回はTASC試験に2000形も使用され、通常は入線しない江ノ島線での試験となり、前日に土曜休日B16運用で大野総合車両所に入庫していた2051FがTASC試験に使用されたことになります。江ノ島線を走行することが多い形式がTASC試験に使用されてきましたが、江ノ島線を走行することがほとんどない2000形が使用されるのは異例です。営業列車どころか試運転でさえ入線することがない江ノ島線での2000形ですので、非常に珍しいです。このTASC試験はまだまだ行われる可能性はありそうです。

2024年7月22日

【N21運用充当】小田急電鉄『ロマンスカー・MSE4両編成 小田急線全線走破の旅』に伴う特別団体専用列車運転

2024年7月21日、小田急電鉄ロマンスカー“MSE”60000形60052F(4両固定編成・土曜休日N21運用充当)を使用した『南田裕介さんと行くロマンスカー・MSE4両編成 小田急線全線走破の旅』に伴う特別団体専用列車が運転されました。
▲土曜休日N21運用に充当され、合間に『ロマンスカー・MSE4両編成 小田急線全線走破の旅』に充当されたロマンスカー“MSE”60000形60052F

このツアーでは下り0491レ0591レと上り0590レ0490レ(どちらの列車も『メトロえのしま』)の合間を活用し、片瀬江ノ島(OE16)→喜多見検車区→新宿(OH01)→小田原(OH47)→新百合ヶ丘(OH23)→唐木田(OT07)と走行し、喜多見検車区唐木田出張所で撮影会も行われました。撮影会終了後に回送され、小田原線内・江ノ島線内は回9037レを新百合ヶ丘から延長する形で片瀬江ノ島に戻ったようです。なお現在は4両固定編成の60051Fが大野総合車両所に入場中の関係から、平日N23運用相当の編成は連結されず、N73運用単独での運用が行われています。8月のお盆まではN23運用相当の編成は連結されないと思っておいたほうがいいでしょう。

2024年7月21日

【懐かしさ満載】東日本旅客鉄道E217系都クラY-102編成(元横コツF-52編成)、撮影会で国府津車両センターに凱旋

2024年7月20日と21日、東日本旅客鉄道国府津車両センターで同所属のE231系1000番台・E233系3000番台に挟まれる形で鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-102編成のクハE217-2002に湘南色を再現して並べた撮影会が行われました。都クラY-102編成は2回転属を経験しており、実際に東海道線で運用経験があります。
▲E217系で東海道線での運用経験がある都クラY-102編成が国府津車両センターに凱旋だ。2006年と2012年に都クラY-2編成(廃車済み)とともに国府津車両センターに転属し東海道線で運用されていた。2008年に制御装置更新工事施工で鎌倉車両センターに一旦復帰するが、2012年に再度転属していた。旅客用扉には東海道線時代のドアステッカーが残されている。
▲東海道線で実際に運用されていたE217系都クラY-102編成(元横コツF-52編成)。同編成に都クラY-2編成(元横コツF-02編成)からサハE217-2を14号車として組み込み組成されていた。なお2006年・2012年に転属を経験し、制御装置の更新や東海道線の車種統一による鎌倉車両センターへの復帰もあり、サハE217-2の組み換えは4回行われていた。
▲国府津車両センターで展示されたE231系1000番台・E233系3000番台はいずれも2番目の付属編成で揃えられ、前者は都コツS-02編成、後者は都コツE-52編成が使用された。なお都コツS-02編成は前照灯がLEDのため、HIDに戻されたほか、かつて存在した『通勤快速』『快速アクティー』、深夜にしか見られない『普通 東京(JT-01)』などを表示した。

これは国府津車両センターで『東海道線E217系里帰りイベント 湘南色の3車種並べて写真撮影会』に際して、実際に東海道線で運用経験のある都クラY-102編成を7月18日に国府津車両センターに回送し、湘南色の帯を巻き、当時の編成番号『F-52』を再現し、新製投入時から上野東京ライン・湘南新宿ラインで活躍するE231系1000番台およびE233系3000番台とともに並べたものです。東海道線時代の都クラY-102編成は既存の4両に都クラY-2編成(元横コツF-02編成)からサハE217-2を組み込んだ横コツF-52編成として運用され、2006年3月から2008年までと2012年から2015年までに上野東京ライン開業前の東海道線東京(JT-01)~熱海(JT-21)間のみに限定して運用され(湘南色での伊東線への入線はなかった)、当時はE233系3000番台の初期編成2本と共通運用でしたね。

2024年7月20日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2024.07.20 なかなか見られない『くらげとれいん』(3000形3091F・3095F)~

2024年7月20日は小田急電鉄小田原線を撮影。まずは海老名(OH32)にて。3000形3095F6603レ(土曜休日E68運用)。3000形では2編成で運転されている『くらげとれいん』にようやく出会えました。なおもう1編成の3091Fは昨日の運用の流れに反してこの時点では喜多見検車区唐木田出張所に留置中でした(そのあと夕方からの土曜休日E26運用で出庫しました)。
このあと優等種別列車に乗る必要があったため、観察は手短にしましたが、旅客用扉にクラゲの姿が(やや見えにくいですが)。これが『くらげとれいん』の証拠。広告もクラゲ一色となりました。

このあと3000形3084F3141レ(土曜休日E17運用)に乗り込み、伊勢原(OH36)で待ちます。これが順当だったら3091Fだったのになぁ。今月いっぱいまでですので見られたらラッキーですよ!
3000形3095F回9225レ(土曜休日E68運用)。先ほどの各駅停車運用のあと、翌日の運用まで足柄(OH46)の構内留置線に向かう珍しい定期回送ということで、伊勢原でもせっかくなので撮りました。
3000形3260F1053レ(土曜休日A17運用)。種別行先案内表示器がフルカラーLED化された(ただしデハ3410の山側は一時的に3色LED式に戻されたがすでに修理済みの)3260Fをキャッチ。一方の3259Fは相変わらずクハ3259の山側が3色LED式のままのようですが、注目を浴びていた2018年以前の明朝体ではなくなり、4月から再び本来のゴシック体に戻っているそう。撮影は以上です。

【他にも注目車種が】東急電鉄東横線で新幹線ラッピングの5000・5050系に出会う

2024年7月20日、私は朝方の用事を済ませて東急電鉄にやって来ました。今回は東横線単独に絞るため綱島(TY-14)でカメラを構えました。
5000・5050系4000番台4112F。土曜休日61K運用。いきなりの“Q SEAT”組み込み。4号車のサービスがなくなり、5号車のみのサービスに変更されました。ドアステッカーでは広告用ステッカーの有無で判別できます。
5000・5050系0番台5178F。土曜休日06K運用。
東京地下鉄10000系10101F。土曜休日43S運用。
東京地下鉄17000系17185F。土曜休日04S運用。
東京地下鉄10000系10126F。土曜休日53S運用。東京地下鉄車両が続きます。
横浜高速鉄道Y500系Y511F。土曜休日02K運用。なんと『みなとみらい線開業20周年』のヘッドマークを掲出したY500系。しかもフルカラーLEDの行先表示に注目すると、その右側には何やらキャラクターが…。
ヘッドマークはどちらも同じデザインとなっています。また前面部のフルカラーLED式の行先表示器には『えむえむさん』というキャラクターがおり、Y500系の元町・中華街(MM-06)行きで見られるのだとか。
5000・5050系4000番台4111F。土曜休日58K運用。
5000・5050系0番台5152F。土曜休日01K運用。
5000・5050系4000番台4105F。土曜休日62K運用。ここでの目的は東海旅客鉄道東海道新幹線のラッピングを施したこの編成。今回は新横浜線を走らない運用のため、新横浜(SH-01,SO-52)発車時でないと車内チャイムが流れないようです。
5000系0番台5119F。土曜休日08K運用。この編成は付随車が元田園都市線の初期車両で、種別・行先表示器ともにフルカラーLED式に更新済み。いつの間にか行先表示器も更新していたとは。
東武鉄道50000・50070系51072F。土曜休日11T運用。種別行先案内表示器のゴシック体への更新が進む同系列ですが、この編成は貴重な明朝体です。これはこれでいい記録だなぁ。
5000・5050系0番台5158F。土曜休日17K運用。
西武鉄道6000系6110F。土曜休日08M運用。乗り入れが減っている6000系もきっちり記録。地下鉄乗り入れの撤退・縮小や新宿線への転配を含めた動きはどうなるのやら。
東京地下鉄17000系17191F。土曜休日19S運用。
西武鉄道6000系6114F。土曜休日28M運用。こちらもきっちり記録。40000系でなくて逆によかったのかも。
5000・5050系0番台5171F。土曜休日22K運用。この編成は付随車が元田園都市線の初期車両で、種別は更新済みですが、行先表示器は未更新です。
行先表示が切れていますが、なんとか行先表示が更新される前の姿を見れました。綱島での撮影は以上です。なかなかの収穫だったなぁ。

2024年7月17日

【2本目の廃車に】東日本旅客鉄道255系都マリBe-01編成が郡山総合車両センターに配給輸送される

2024年7月17日、東日本旅客鉄道幕張車両センター所属の255系都マリBe-01編成(クハ255-1以下9両)が疎開回送先の京葉車両センターからEF81形141号機に牽引され郡山総合車両センターへ配給輸送されました。廃車除籍処分のためと思われます。
▲255系で2編成目の廃車となるトップナンバーの都マリBe-01編成。配給輸送が実施される直前の7月15日には京葉車両センターに自走回送され、旅立ちの準備をしていた。残るは9両3編成(27両)となった。
▲残る255系は都マリBe-02編成都マリBe-03編成都マリBe-04編成のみに。この先も臨時特急列車に起用される予定はあるが、あともう1編成廃車になってもおかしくはない。

今回廃車除籍処分となる編成はトップナンバーの都マリBe-01編成のいうことで、約31年間の活躍でした。同系列はすべての定期運用を失ってから初めての運用となる、7月13日から15日まで運転された『新宿さざなみ』1往復(往路9041M列車9043M列車・復路9046M列車9048M列車)に使用され、こちらは3日間とも都マリBe-04編成が充当されたようです。前回の都マリBe-05編成では秋田総合車両センターへと配給輸送されましたが、今回は秋田総合車両センターではなく郡山総合車両センターへと配給輸送となりました。短編成の205系1100番台(配給輸送されていない2編成6両を除く)や3100番台の一部編成の廃車解体が落ち着いた可能性があります。残るは3編成で、1編成は臨時特急列車充当に残すものと思われますが、今秋の臨時特急列車への255系の起用がない場合、廃車がさらに進む可能性は十分ありますね。

【2024年7月以降の255系充当列車】
①『新宿さざなみ(1号・4号)』※7月13日~15日運転
往路…館1006←宿0751 9041M列車9043M列車
復路…館1602→宿1807 9046M列車9048M列車
②『新宿わかしお(1号・2号)』※8月3日・4日・10日~12日運転
往路…鴨0936←宿0722 9051M列車9053M列車
復路…鴨1620→宿1829 9056M列車9058M列車