2020年3月20日、小田急電鉄の新型通勤形車両の5000形5051Fが試運転を実施し、初めて江ノ島線に入線しました。この形式は小田原線や多摩線で試運転を繰り返してきましたが、江ノ島線での試運転は初めてのことと思われます。
▲小田原線や多摩線での試運転を行った5000形5051Fだが、江ノ島線での試運転は今回が初めてではないだろうか。営業運転開始日が刻一刻と迫るなか、新型コロナウィルス感染拡大に伴う試乗会中止の余波を感じさせない力走を見せた。
同形式は小田原線や多摩線での性能確認試運転は何度かあるものの、運用範囲に含まれるはずの江ノ島線での性能確認試運転はほとんどなかったため、今回の試運転列車で2代目5000形の江ノ島線初入線と思われます。平日はほとんどが藤沢(OE13)までですが、平日の一部と土曜休日の時間帯は片瀬江ノ島(OE16)まで行くので、5000形もそれに慣らしておく必要がありましたが、江ノ島線での性能確認試運転はほとんどなかったために、急遽営業運転開始まで1週間を切った20日に性能確認試運転で入線した形です。なお19日までは大野総合車両所での留置が続いていました。