2020年3月20日

【あの主力車両も】相模鉄道8000系8702Fの一部車両が廃車解体のため陸送される

2020年3月17日深夜、相模鉄道8000系8702Fのうちの一部中間車両がかしわ台車両センターから搬出され、陸送されました。今回陸送された中間車両は廃車解体と思われます。
▲3代目塗装の対象外で残り3編成となった7000系とは裏腹に、3代目塗装の編成が登場している8000系にも久々の廃車が出てしまった。8000系の廃車は事故廃車となった8707F以来であるが、事故以外での廃車は今回が初めてである。

今回陸送された中間車両は6号車のモハ8205と7号車のサハ8604の2両で、モハ8205のほうは制御装置が更新されていませんでした。廃車車両がその2両だけである場合は8両固定編成に組み替えることも考えられますが、8000系は電動車と付随車の比率が6M4Tであるほか、8両編成にする場合は電動車と付随車の割合を4M4Tで考えると、中間電動車だけを2両外す必要があります。今回廃車となった2両はいずれもロングシート車で1両が付随車、1両がパンタグラフ付きの電動車です。そのためこのまま廃車になった2両を除いて8両編成を組成すると仮定すると4号車のみ付随車、5号車と8号車のセミクロスシート車が2両連続する8両編成になります。この8702Fの中間車の廃車がどういう意味をもつのかが予想できませんが、制御装置未更新車で残る8701F・8703F・8704F・8705F・8706Fの動きが注目されることは間違いないですね。いずれはこのなかから3代目塗装の対象から外れる編成が出てもおかしくなさそうです。1990年の登場から約30年、12編成が在籍した主力車両として君臨し続けた8000系にも転換期が来ていることは間違いないでしょうね。