2020年3月26日の平日E61運用(1507レ…藤0640←大0616)より、小田急電鉄の2代目5000形電車の5051Fが営業運転を開始しました。この形式は4000形以来となる約12年ぶりの通勤形電車であり、川崎重工業兵庫工場で製造された編成です。
▲3月21日・22日・25日の試乗会が中止となった2代目5000形5051Fが初めて乗客を乗せて営業運転に入った。今後は10両編成のE運用を中心に1000形・3000形・8000形・4000形(同形式の固定運用は除く)と共通で運用されることになる。
この形式は小田急電鉄の通勤形電車で初めて車内防犯カメラが1両あたり4箇所の千鳥配置で設置されているほか、1000形10両固定編成のリニューアル車、4000形4066Fでは4箇所(1号車・6号車・7号車・10号車)に設置されていた車椅子兼ベビーカースペースが各車両(10箇所)に設置されています。2011年に引退しかつての主力車両であった初代の5000形(4両固定編成・6両固定編成)と区別するために1号車のクハ5450形と3号車のサハ5350形を除き、車両番号は2代目となっています(2代目5000形では『5251』・『5151』は付随車だが、初代では制御車で同じ番号が存在したため、2代目とする)。2020年度の事業計画では5000形が5編成製造され、10両固定編成がさらに増えることが予想されます。2019年度では1000形やロマンスカー『EXE』30000形のリニューアルのほかに、登場から約18年である3000形(ただし2010年以降は増結の中間車のみ)を増備しましたから、2020年度の車両面がどうなるのか注目です。