▲2006年登場のE233系0番台よりも後に製造されたE231系0番台で、6扉車サハE230形0番台組み込みで残っていた八ミツB80編成と八ミツB82編成が営業運転から離れた。これで両編成に組み込まれていた6扉車は営業列車から撤退したことになる。6扉車は廃車解体処分が濃厚だ。
▲E231系0番台の5号車に組み込まれていた6扉車。かつては元山手線向けE231系500番台にも2両組み込まれていた(写真は元八ミツB24編成のサハE230-24)。
この両編成の運用離脱により三鷹車両センター所属のE231系0番台から6扉車のサハE230形が消滅し、全車4扉車に統一されました。これは中央・総武線で設置が始まるホームドアに対応しない6扉車の置き換えを優先したためで、大多数はE235系0番台の投入で転用されたE231系500番台に置き換え、一部はE231系0番台で中央・総武線に残留した数編成のうち6扉車を含む付随車2両の代替として一部の3000番台(4両編成化)への転用改造に際して余っていた電動車1ユニット2両を組み込み、組成変更したものに置き換えられていました。ちなみに0番台初期編成では元八ミツB34編成が最後の6扉車組み込み編成でした。
最後まで6扉車組み込みで運用を続けていた八ミツB80編成・八ミツB82編成はいずれも2006年以降に登場した増備車であり、E231系1000番台横コツ・宮ヤマ(増備車)と同じく6扉車を含めて側面上部に車外スピーカー設置準備工事が施工されていました。なお元八ミツB81編成は一足先に武蔵野線向けに『千ケヨMU42編成』として転用されており、運用を離脱した両編成についても武蔵野線向けへの転用が濃厚と思われ、6扉車を含めた付随車2両を抜き取り、帯変更や制御装置更新のうえで千ケヨMU41編成・千ケヨMU43編成になるものと思われます。