2020年3月24日、西武鉄道南入曽車両基地所属の10000系10106Fが横瀬車両基地に廃車回送されました。この編成は解体処分になるものと思われます。同編成の廃車に伴う穴埋めとして小手指車両基地からレッドアロークラシック塗装の10105Fが南入曽車両基地に配属、特急『小江戸』で運用中です。
▲南入曽車両基地所属の10000系10106Fが横瀬車両基地へ帰らぬ旅に出た。小手指車両基地所属だった10105F(写真右側)が10106Fの穴埋めとして配属された。
▲10106Fが旅立った3日後には小手指車両基地所属の10102Fが後を追うように横瀬車両基地へ帰らぬ旅に出ている。
レッドアロークラシック塗装の10105Fは一時新宿線に貸し出されて運用されていたことがありましたが、池袋線系統での定期運用を終えてからの転配ですので、10105Fの廃車までは新宿線で運用されるものとみられます。レッドアロークラシック塗装になってから実に9年以上が経っていますが、廃車まではこの塗装を保ちそうですね。
また3月27日には小手指車両基地所属の10102Fが10106Fの後を追うようにして横瀬車両基地に廃車回送されています。これで全12編成のうち半数の6編成(10101F・10102F・10103F・10104F・10106F・10107F)が廃車されたことになります。なお番号順ではありませんが、10105Fを除くと10107Fまでの編成が廃車となった形になり、残るは10105F・10108F・10109F・10110F・10111F・10112Fとなっており、ほぼ全6編成が新宿線で運用されています。残る10000系を記録するなら新宿線がおススメです。