2017年9月29日

京王電鉄2代目5000系が営業運転を開始

2017年9月29日の若葉台(KO-39)05:23発の5702列車より、京王電鉄では2000年に導入された9000系以来で約17年ぶりの新型車両、2代目5000系電車が京王本線・相模原線・高尾線系統での営業運転を開始しました。当面は東京都交通局新宿線に乗り入れない運用に入るようです。
▲2代目5000系がついに営業運転を開始。なお一番列車に充当されたのは5731Fである。同系列は10両固定編成であるため7000系・8000系・9000系の10両編成と共通運用になりそうだ。

この2代目5000系は6月下旬ころにトップナンバーの5731Fが若葉台検車区に納車され、7月下旬から8月上旬にかけて相模原線での試運転を繰り返し行ったあと、東京都交通局新宿線に初めて入線し、同線でも試運転を行いました(列車番号『99K』表示)。なお営業運転に入った同編成は朝ラッシュ時のみの運用で若葉台検車区に入庫となりました。同系列は10両固定編成のため優等種別の特急や準特急などを中心に、座席を横向きのロングシートの状態で7000系・8000系・9000系の10両編成運用と共通で使用されるものと思われます。なおロングシートの状態ではコンセントは使えませんのでご注意ください。車内にはLCD式の旅客案内表示器が設置され、1両当たり4箇所に車内監視カメラが設置されています(7000系の一部編成で試験されていたが、5000系で本格設置)。なお2018年3月のダイヤ改正から平日・土曜休日の帰宅時間帯に有料座席指定列車(愛称は未定、新宿→京王八王子[KO-34]・新宿→橋本[KO-45])に充当される予定であり、その際には座席は進行方向側のクロスシートの状態で運用され、コンセントが使用できるようになります。