2017年9月10日

東京地下鉄16000系16137Fが甲種輸送される

2017年9月7日から10日にかけて、東京地下鉄16000系16137Fが川崎重工業兵庫工場を出場し、所属先の綾瀬検車区までの甲種輸送が実施されました。

▲16000系ラストナンバーが東海道貨物線を行く(9日撮影。東日本旅客鉄道東海道線大磯にて)。16000系はこれで全37編成、370両が出揃った。これで残った6000系を一気に置き換えへ。

撮影時の牽引機はEF65形2068号機でした。この16000系電車は2010年にトップナンバーの16101Fが出場し、日本の新製車両では初めてとなるPMSMモーター(東芝製IGBT素子VVVFインバータ制御)を初めて採用、電動車と付随車の比率を4M6Tに抑えています。16101Fから16105Fまでの5編成が貫通扉を中央に配置した1次車、16106Fから16112Fまでの7編成が貫通扉の配置を変更した2次車で、12編成とも川崎重工業兵庫工場で製造されました。しかし16113Fから製造先を日立製作所笠戸事業所に変更し、16116Fまでの3次車の4編成と、16117Fから16128Fまで前面・側面帯に黄色を配して制御装置のメーカーを変更した4次車の12編成、合計16編成が該当します。16129Fからは再び川崎重工業兵庫工場で製造され、今回の16137Fまでの9編成が5次車となります。これで16000系は予定されていた全37編成、370両が出揃いました。