2017年4月に出場した小田急電鉄1000形1064F(4両固定編成)の次なるリニューアル対象編成となった1091F(10両固定編成)ですが、9月6日ころより大野総合車両所構内で1091Fの上り方4両が屋外に留置され、姿を現した模様です。現在では大野総合車両所敷地外から見えるところに留置されています。
▲1000形のリニューアル更新工事が進められているが、4両固定編成の1064Fの次にリニューアルされたのは新製当初から10両固定編成である1091Fだった。しかも2017年の最初に私が3004レ(土曜休日E11運用)で乗車していた編成とは・・・。
今回のリニューアル対象となった1091Fは新製当初から10両固定編成で落成し、当時は9000形に代わって10両分割編成(当時の1061F+1251F~1066F+1256F)とともに東京地下鉄千代田線直通列車に使用されました。2007年に2代目4000形が登場してからは10両固定編成のみ同形式と共通運用とされましたが、同形式の増備が進み、2011年には全編成が千代田線直通運用から撤退し、8両固定編成・10両固定編成のなかではこの編成が最後まで純電気ブレーキ未更新を保った状態で運用されていたことが思い起こされます。これとともに新製当初から10両固定編成では初めてのリニューアル車となりました。現時点ではクハ1091+デハ1041+デハ1141+サハ1191がリニューアル更新工事を経て屋外に留置されているようです。ちなみに私が確認した限りでクハ1091・サハ1191に車椅子スペース兼ベビーカースペースが設置されていました。そのためサハ1291・クハ1491にも同様に車椅子スペース兼ベビーカースペースが設置されるものとみられます。なお今回の1091Fのリニューアル内容は1095F・1096Fと同様(車掌スイッチを間接制御式に変更など)と考えられます。なお重要部検査前ということで先頭車と付随車の台車はリニューアル前のままであるほか、スカートは大形化されていませんでした。