2017年9月10日

京浜急行電鉄新1000形1001編成が大規模更新工事を受けて出場

2017年9月8日、京浜急行電鉄新1000形1001編成(浦賀[KK-64]・三崎口[KK-72]寄りからデハ1001+サハ1002+サハ1003+デハ1004+デハ1005+サハ1006+サハ1007+デハ1008)が入場していたファインテック久里浜事業所を出場し、試運転を行いました。
▲外観は重要部検査出場のときの綺麗な姿であるが、前面部貫通扉の車番『001』と『008』の隣に『けいきゅん』のステッカーが貼付されているほか、制御装置が新品のものとなっていたため、制御装置の交換など大規模な更新工事が実施されたようである。
▲2017年5月28日の一般公開では久里浜事業所に入場していた1001編成(写真はデハ1008)。『けいきゅん』のステッカーが貼付される前の姿なのでこの編成は車体更新工事中だったものと思われる。よく見ると写真右下の前照灯・尾灯の形が入場前と異なっている。

この編成は私が訪れたファインテック久里浜事業所の一般公開のときには塗装が真っ白な状態で入場していたため多くの来場者の注目を集めていました。久里浜事業所への入場時にはなかった公式キャラクター『けいきゅん』のステッカーが貫通扉に記載されている車番の『001』『008』の隣に掲出されていますので、2100形と同じく車体更新工事が施工されたものと思われます。制御装置は今回の入場でドイツ・シーメンス社製のGTO素子(加速時のみに音階を奏でる『ドレミファインバータ』)から三菱電機製のSiC素子に変更されています。また同編成の車内案内表示器ですが、更新前のスクロールタイプのLED式のものから今回はLCD式に変更されています。さらに側面窓が開閉可能タイプに、前照灯と尾灯がすべてでっぱりのなくなったLED式にそれぞれ変更されています。この編成は2100形の運用代走のみならず、おもにエアポート急行でも運用されるほか、東京都交通局浅草線や京成電鉄本線・押上線などにも乗り入れますので、2100形より探すのは難しそうです。