2025年7月8日、東日本旅客鉄道豊田車両センター所属で、先月30日に長野総合車両センターに自走回送されて入場していたE233系0番台都トタT40編成(クハE233-40以下10両)が7月1日に長野総合車両センターに入場のため自走回送された都トタT8編成(クハE233-8以下12両)のうちサロE233-56+サロE232-56のユニットを連結して豊田車両センターに戻りました。
▲E233系0番台の制御装置更新工事に伴う入場編成の穴埋めとして、予備的存在となっている都トタT40編成に初めてグリーン車2両が組み込まれ12両固定編成となった。ただし今回組み込まれたグリーン車は長野総合車両センターに制御装置更新工事のために入場中の都トタT8編成から抜かれたサロE233-56+サロE232-56となっている。
E233系0番台都トタT40編成は4号車(元6号車・サハE233-540)に車椅子対応トイレを設置していますが、グリーン車が最初から組み込まれることはなく、最終的に10両固定編成のまま、一時期は青600番編成+P編成(青400番編成)の代走で青梅線立川(JC-19)~青梅(JC-62)間を運用したことがありましたが、今回は制御装置更新工事が絡むことに伴う車両不足を補うため、予備的存在となっている都トタT40編成を6月30日に長野総合車両センターに自走回送し一旦入場させ、7月1日に同編成を追うように入場した都トタT8編成には制御装置更新工事を実施する関係から、都トタT40編成に都トタT8編成から抜き取ったサロE233-56+サロE232-56のユニットを組み込み、豊田車両センターに戻りました。このことから都トタT40編成は今回初めて12両編成として中央線・青梅線で運用させるものと思われます。都トタT40編成が中央線東京(JC-01)~大月(JC-32)間・青梅線立川~青梅間で営業運転となれば、中央線での営業運転はダイヤ改正前以来のこととなります。制御装置更新工事は青梅線・五日市線専任の青編成(青600番編成・青400番編成)やワンマン運転対応のP編成にも施工が予想されるため、今後も機器更新が絡む入場が増えれば、最後にグリーン車組み込み対応工事で編成替えを実施して車椅子トイレを設置した都トタT40編成を大いに活かすことができるでしょう。この動きから都トタT40編成がグリーン車組み込み対応編成でよかったと思えるかもしれません。都トタT40編成の12両運用は鉄道ファンから注目を集めそうです。初回はサロE233-56+サロE232-56のユニットを連結しましたが今後も色々な番号(ハイフン以下1~57のいずれか)のグリーン車を組み込む可能性があるかもしれません。
青梅線立川~青梅間を往復する運用は都トタT71編成だけでも補填できるので、12両となった都トタT40編成がしばらくは中央線で見られるかもしれませんね。