2025年7月2日の平日115運用より、東急電鉄大井町線向け6020系5両固定編成が定期営業運転を開始しました。初日はデビュー記念のヘッドマークを前後異なるデザインの2種類掲出した6151Fが充当されました。今夏まで8編成が導入されますので、来年度は7編成の導入となるでしょうか。
▲大井町線各駅停車向けの6020系5両固定編成がデビュー。貫通扉に『5 CARS』ステッカーが掲出されているほか、急行向け7両固定編成とは異なり、コストカット仕様となっている。9000系や元2000系をすべて置き換え、一部編成を除いて西武鉄道に譲渡される見込みだ。.JPG)
▲大井町線の9000系の最初の譲渡は元9005Fで半自動ドアスイッチの設置などの改造工事が実施されており、国分寺線以外の支線への投入が予定されている。赤帯に復刻された3編成の譲渡有無が気にあるところだ。
6020系5両固定編成では7両固定編成をベースに、中間付随車と“Q SEAT”車両を抜いたような編成組成とされ、車両間転落防止幌の設置省略(運用範囲の全駅にホームドア設置済みのため)や2020系列では初めてコストカットが行われています。また外観では旅客用扉の両脇に各駅停車専用の編成であることを識別させるためか、青色のテープが貼付されています。さらには大井町線ではつい最近、自動放送に駅ナンバリングがようやく導入されました(田園都市線では導入済みだが、大井町線は未導入だった)。6020系5両固定編成の投入に備えた放送更新と思われます。同系列はすでに4編成20両が納車されており、久しぶりに総合車両製作所横浜事業所だけでなく総合車両製作所新津事業所でも製造された編成が出てきました。このデビューによって9000系14編成と元2000系3編成の今後が注目を集めそうです。