2025年7月19日

【2本目の延期?】小田急電鉄3000形3276F(日本車両製造7次車・6両固定編成)が大野総合車両所を検査出場

2025年7月18日、小田急電鉄大野総合車両所に重要部検査の施工のため入場していた3000形3276F(日本車両製造7次車・6両固定編成)が出場し、試運転を実施しました。同形式の3次車以降の6両固定編成はリニューアル更新工事を兼ねて検査入場することが多いですが、今回の3276Fについても3275Fと同様にリニューアルされずそのまま出場となりました。
▲リニューアル更新工事を受けず、重要部検査だけ受けて出場した3000形3276F。この編成についてもリニューアルが延期された形だが、単独になる前は1000形1057Fと連結して運用されていた(現在は3000形3275Fが担当している)。

3000形6両固定編成では3次車以降の6両固定編成で検査入場とリニューアル更新工事が同時に進められ、すでに10編成(60両)で完了しています。現在は6次車の3274Fに施工中で、発表のあった2025年度は3270F3274Fの2編成への施工がほぼ決定的となり、次の対象編成では今年度終盤から来年度にかけて入場するものと予想され、こちらは2026年度分と見込まれているのです。6次車・7次車では6両固定編成の検査期限の集中により、3270F以外のリニューアル対象編成がどうなるか気になっていたところでしたが、すでに2編成分が決まっていたところでしたので、通常の検査出場のみにとどまりました。結果的に3276Fのリニューアルが再び延期となりました。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2025年7月18日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》3編成(18両)
3269F3271F3272F
《2025年度》1編成(  6両)
3270F
《現在入場中》1編成(  6両)
3274F
《現在未施工》4編成(24両)
3273F3275F3276F3277F