2025年7月19日より、一部土曜休日の日程で小田急電鉄ロマンスカー“MSE”60000形6両固定編成を使用した箱根湯本(OH51)発新宿(OH01)行き『臨時60号(0860レ)』(湯1823→宿2005・土曜休日N73運用)が運転されています。本来は0353レ(土曜休日N23N73運用)の到着後の折り返し回送列車のところ、6両固定編成のみ箱根湯本まで送り込ませて充当させています。.JPG)
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▲実質は『スーパーはこね』を除いて最も停車駅の少なかった『はこね』に相当する『臨時60号』にロマンスカー“MSE”60000形が充当された。この列車は6両単独運転となっている。定期列車では17時台~18時台の箱根湯本発新宿行きのロマンスカーの間隔が約90分ほど開く(その間には新宿に行かない『メトロはこね』も挟む)ため、その補填として設定されている。
今回設定された『臨時60号(0860レ)』(湯1823→宿2005)では土曜休日N73運用に充当されたロマンスカー“MSE”60000形が充当されていますが、所定の土曜休日N23N73運用は1往復の『はこね』の小田急箱根鉄道区間を除いて、すべて10両編成で運転されており(ただし4両固定編成が1編成入場した場合は6両単独運転となる)、所定の最後の運用となる0353レで小田原に到着した後はそのままの編成で海老名検車区に入庫することになっていますが、今回『臨時60号(0860レ)』の運転日に限って小田原で切り離し作業を行い(列車終着駅で分割併合作業は異例)、4両固定編成は海老名検車区に通常通り回送されるのですが、6両固定編成はそのまま箱根湯本まで回送されたうえで充当させているようです。10両での運転とならなかったのはあくまで予想ですが小田原での連結作業の手間を省くためでもあるのでしょう。今回の臨時列車の停車駅は小田原と町田(OH27)のみで、現在の『スーパーはこね』を除いた『はこね』で最も停車駅の少なかった小田原線内途中の町田のみに停車するパターンでの運転となりました。初日は60254Fが充当され、新宿(OH01)では地下9番・10番ホームに到着しました。
運転日は7月・8月・9月の3連休のみとなっており、箱根湯本17時17分発の0024レ(土曜休日N42N62運用)のあと、新宿に向かうロマンスカーは約1時間30分後の箱根湯本18時45分発の0126レ(土曜休日N31運用)まで間隔が開いてしまうほか、箱根湯本17時54分発は0490レ(土曜休日N71運用)で東京地下鉄千代田線に直通するロマンスカー(つまり新宿にロマンスカーでは直接行かない列車)となることから、その合間の利便性を向上させるために運転されています。ただし箱根湯本から7272レ(土曜休日112運用・湯1816→小1831)に乗車し、小田原ではわずか数分の接続にて小田原18時33分発の0050レ(土曜休日N44N64運用)に乗り継ぎできることから、それを乗り換えなしで結べる補完的な列車であるともいえそうです。