2025年7月11日、小田急電鉄大野総合車両所に重要部検査施工のため入場していた8000形8064F(4両固定編成・2009年度リニューアル車)が出場、小田原線で試運転を実施しました。同編成は直近では3000形1次車の3254F(6両固定編成)と組まれていましたので、ペアの復活が期待されていますが、別の8000形と組まれる可能性もゼロではありません。.JPG)
▲大野総合車両所を無事に出場した8000形8064F。入場前の時点は3000形3254Fと組まれていたため、ペア復活が期待される。また常に8000形4両固定編成と3000形1次車・2次車の6両固定編成が組まれるのはこの両者がほとんどだ。
8000形ではフルカラーLED式の編成を中心に西武鉄道への譲渡が予定されていますが(ただし2025年度の譲渡は記載がないためなしの可能性が高い)、4両固定編成は一度も譲渡がなく、SiC素子VVVFインバータ試験車両の2編成でさえ廃車となっているので、検査を通してこの先も運用を続けてくれる期待が高まります。6両固定編成では8253F・8258Fが譲渡対象外(廃車除籍処分、西武鉄道8000系向けの部品取り)となることが見込まれるため、検査出場の動きは外せませんが、8258Fが単独となり、8058Fと8260Fが組まれたため、8064Fも3000形1次車や2次車に限らず別の8000形と組まれる可能性は決してゼロではありません。8000形8253Fはいったん単独になったものの、8053Fとのペアに戻っていますから、編成組成が状況次第で適宜変わること念頭に置いて8000形の記録を進めてほしいと思います。
【8000形の在籍状況】※2025年7月11日現在 全体…16編成80両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…8編成(32両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8063F・8064F・8065F・8066F
廃車済…8編成(32両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8059F・8060F・8061F・8062F
《6両固定編成》 下線部の車両は種別行先案内表示器が3色LED式の編成
運用中…8編成(48両)
8252F・8253F・8258F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
譲渡見込(予想)…6編成(36両)
8252F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
廃車見込(予想)…2編成(12両)
8253F・8258F
譲渡済…1編成( 6両) ※現在の西武鉄道8000系
8261F
廃車済…7編成(42両)
8251F・8254F・8255F・8256F・8257F・8259F・8264F
【西武鉄道8000系の在籍状況】※2025年7月11日現在 全体…1編成6両
8103F(元8261F)